システム構成要素|平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問90
入力画面で数値を入力すべきところに誤って英字を入力したらエラーメッセージが表示され,再入力を求められた。このような工夫をしておく設計思想を表す用語として,適切なものはどれか。
- ✓ これが正解フールプルーフ
- フェールソフト
- フォールトトレランス
- ロールバック
解説
誤った使い方をされても、まずいことにならない作りにします。
フールプルーフは、使う人が誤った操作をしても、まずいことにならないように先回りして作っておく考え方です。人は必ず間違えるという前提に立ち、間違えられない形にするか、間違えたらその場で気づかせます。数を書く欄に文字が打ち込まれたとき、そのまま受け取らずに、誤りだと知らせて打ち直させるのはその通りの例です。受け取ってしまってから先で困るより、入り口で止めるほうがずっと安く済みます。洗濯機の蓋を閉めないと回らない、といった作りも同じ考え方です。押し間違えないよう形を変えておくのも同じ考え方です。向きが一つの端子がその例です。残る三つは、壊れた後にどう振る舞うかを述べた言葉です。働きを絞って動かし続けるもの、備えを重ねて止めないもの、処理を始める前の状態へ戻すものになります。起きる前か後かで分かれます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- フェールソフトは、一部が壊れたときに、働きを絞ってでも止めずに動かし続ける考え方です。全部を諦めるより、できることだけでも続けようという構えになります。本数を減らして走る形です。起きてしまった後の話なので、入り口で防ぐ話とは別です。
- フォールトトレランスは、同じものを重ねて備えておき、一つ壊れても全体としては止まらないようにする考え方です。働きを落とさない点がフェールソフトとの違いになります。飛行機の操縦系がその例です。これも壊れた後への備えです。
- ロールバックは、処理の途中で具合が悪くなったときに、始める前の状態まで戻す操作を指します。中途半端な結果を残さないための仕組みです。銀行の振込などで働きます。誤りを先に防ぐのではなく、起きた後を片づける働きになります。
この問題に関係する言葉
- フールプルーフ人が操作を誤っても危険や故障につながらないようにする設計のこと。故障しても安全側に倒すフェールセーフとは着眼点が違います。
- フェールソフト
- フォールトトレランス
- ロールバック
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問90
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