ITパスポート 平成30年度 秋期 特別措置試験 問14
法務
ISMSに関する問題
ISO(国際標準化機構)によって規格化されているものはどれか。
- ア コンテンツマネジメントシステム
- イ 情報セキュリティマネジメントシステム
- ウ タレントマネジメントシステム
- エ ナレッジマネジメントシステム
答えと解説
✓ これが正解イ 情報セキュリティマネジメントシステム
解説
四つのうち国際規格になっているのは情報の守りの仕組みです。
ISO は、国ごとに違っていた決まりをそろえるために作られた機関です。品質、環境、情報の守りといった分野で、組織の運営の枠組みを規格として定めています。情報セキュリティマネジメントシステムは、その一つとして番号を与えられています。情報を守る取り組みを仕組みとして回し、外の機関に確かめてもらって認証を受けられます。取引の相手に守りの水準を示せる点に値打ちがあります。ISMS の規格は国内でも JIS として定められています。標準化された規格なので番号で呼ばれます。残る三つも実在する仕組みですが、出題の時点では規格として定められていませんでした。文書や画像をまとめて扱う道具、人の能力や配置を扱う道具、社内の知恵を共有する道具であって、どれも製品や考え方の呼び名にとどまります。規格になっているかどうかが分かれ目です。ただし、社内の知恵を共有する仕組みについては、出題の翌月にあたる2018年11月に ISO 30401 が発行されました。いま同じ問いが出れば、肢の切り方は変わります。
ほかの選択肢の解説
- ア コンテンツマネジメントシステム:コンテンツマネジメントシステムは、文書や画像を登録して、Webページとして組み立てる道具の呼び名です。知識が無くても更新できる点が便利です。見た目と中身を切り離して持ちます。数多くの製品がありますが、国際規格として定められたものではありません。
- ウ タレントマネジメントシステム:タレントマネジメントシステムは、働く人の能力や経験を記録して、配置や育成に生かすための道具です。人事の分野で使われます。隠れた得意分野が見つかります。考え方としては広まっていますが、規格の番号が与えられているわけではありません。
- エ ナレッジマネジメントシステム:ナレッジマネジメントシステムは、個人の中にたまった知恵を書き出して、組織で共有できるようにする仕組みです。人が入れ替わっても力が失われないようにします。出題の時点では道具や考え方の呼び名にとどまり、国際規格ではありませんでした。その翌月にあたる2018年11月に ISO 30401 が発行されています。
関連用語
- ISMS情報を守る取り組みを、決めて実行し点検して直す流れとして続ける仕組み。
- 情報
セキュリティマネジメントシステム 組織の情報セキュリティを仕組みとして運用する枠組みのこと。 - ナレッジマネジメント個人が持つ知識や経験を組織で共有し、誰でも使える形にしていく取組みです。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問14
解説の最終確認:2026-09-23
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和8年度 問100:
ISMSの 活動に 関する 記述 (ISMS) - 令和7年度 問2:
クラウドサービスに 関する 問題 (情報 セキュリティマネジメントシステム) - 令和6年度 問7:
モデリングを 行う目的 (ナレッジマネジメント) - 令和4年度 問54:
サービスデスクに 関する 問題 (ナレッジマネジメント) - 平成30年度 春期 (特別措置試験) 問32:
標準化を 行っている 国際標準化機構 (情報 セキュリティマネジメントシステム)
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