ITパスポート 平成26年度 秋期 特別措置試験 問15
ビジネスインダストリ
最終製品の納期と製造量に基づいて,製造に必要な構成部品の在庫量の最適化を図りたい。この目的を実現するための施策として,最も適切なものはどれか。
- ア CRMシステムの構築
- イ MRPシステムの構築
- ウ POSシステムの構築
- エ SFAシステムの構築
答えと解説
✓ これが正解イ MRPシステムの構築
解説
最終製品の計画から、必要な部品の量と時期を逆算します。
部品をいつどれだけ持つかを勘で決めると、余るか足りないかのどちらかになります。最終製品の納期と作る量が決まっていれば、部品の構成をたどって、どの部品がいつ何個必要かを順に割り出せます。MRPはこの割り出しを仕組みにしたもので、必要な時期に必要な量だけを手配できるようにします。結果として置いておく量が減り、欠品も起きにくくなります。部品の構成表には、どの製品がどの部品を何個使うかが階層で書かれています。これをたどると、上から下へ必要な量が順に出てきます。さらに、作るのにかかる日数や仕入れにかかる日数を差し引くと、いつ発注すればよいかまで決まります。生産の予定が変わるたびに引き直せるところが、この仕組みの強みです。手元の在庫や、すでに発注した分を差し引いて、足りない分だけを手配する形もとれます。
ほかの選択肢の解説
- ア CRMシステムの構築:顧客との関係を管理する仕組みです。向き合う相手は客で、部材の手配までは扱いません。買ってくれた相手との付き合いを続けたいと問われたなら、こちらが答えになります。問い合わせの履歴を一か所にためておくことが土台になります。
- ウ POSシステムの構築:売れた時点の情報を集める仕組みです。同じ在庫でも、見ているのは店に並ぶ商品のほうです。どの商品がいつどれだけ売れたかを知りたいと問われたなら、こちらです。集めた記録は、仕入れの判断や品ぞろえの見直しにも使われます。
- エ SFAシステムの構築:営業の活動を支える仕組みです。向き合う相手は営業を担う人で、工場の部材とは離れます。訪問の記録や受注の見込みを分け合いたいと問われたなら、こちらです。担当者一人ひとりの経験だけに頼らない進め方を目指すものです。
関連用語
- MRP生産計画から、必要な部品の量と時期を割り出す資材所要量計画の仕組みです。
- CRM顧客のデータを集めて分析し、顧客との関係を長く深めていく手法です。
- POS店頭で商品が売れたその場で、何がいくつ売れたかを記録する販売時点情報管理の仕組みです。
- SFA訪問の記録や商談の進み具合を営業担当者の間で共有する、営業支援の仕組みです。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問15
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関連問題
- 令和6年度 問34:
CRMに 関する 問題 (MRP) - 令和5年度 問33:
MRPに 関する 問題 (MRP) - 令和8年度 問33:
調達に 関する 問題 (POS) - 令和7年度 問31:
ERPシステムの 説明 (SFA) - 令和7年度 問18:
アクセシビリティに 関する 記述 (CRM)
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