ITパスポート 平成23年度 秋期 問20
法務
ビジネスモデル特許に関する問題
コンピュータソフトウェアを使った新しいビジネスの方法に関して取得できる知的財産権として,適切なものはどれか。
- ア 意匠権
- イ 実用新案権
- ウ 商標権
- エ 特許権
答えと解説
✓ これが正解エ 特許権
解説
方法そのものを守れるのは、四つのうち特許権だけです。
知的財産権は、守る対象ごとに分かれています。意匠権は品の形や模様や色を、実用新案権は物品の形状や構造の考案を、商標権はどこの品かを示す目印を守ります。設問が問うのは、品と組み合わせた新しいビジネスの方法、つまり事業の進め方そのものを守れる権利です。したがって特許権を挙げた選択肢が正解で、これをビジネスモデル特許と呼びます。意匠権では方法までは守れず、実用新案権も形状と構造に限られ、商標権も方法とは関わりません。三つとも守る対象が形か目印に限られ、方法を含むのは特許権だけです。シラバスも、ビジネスモデル特許を法務の用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア 意匠権:意匠権は、品の形や模様や色といった見た目の美しさを守る権利です。まねられやすい形を押さえるうえで必要ですが、事業の進め方までは守れません。守る対象は形で、方法は入りません。
- イ 実用新案権:実用新案権は、物品の形状や構造の考案を守る権利です。審査が軽いぶん、小さな工夫を早く押さえられます。しかし守る対象は物品の形状と構造に限られ、方法は含まれません。
- ウ 商標権:商標権は、名や図など、どこの品かを示す目印を守る権利です。買う人が選ぶときの手がかりになりますが、進め方を守る権利ではありません。守る対象が目印なので、範囲が違います。
関連用語
- 知的財産権発明や著作物、営業秘密など、人が生み出したものについての権利をまとめた呼び名。
- 意匠権品物の見た目のデザインを登録して守る権利です。
- 実用新案権物品の形状や構造の考案を守る権利です。
- 商標権商品やサービスの目印として使う名前やマークを守る権利です。
- 特許権新しい技術の考え方を守る権利で、出願して審査を通り、登録されて初めて生まれます。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問20
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
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