平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問13
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
進相コンデンサに関する問題
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低圧三相誘導電動機に対して低圧進相コンデンサを並列に接続する目的は。
- イ電動機の振動を防ぐ。
- ロ回路の力率を改善する。
- ハ回転速度の変動を防ぐ。
- ニ電源の周波数の変動を防ぐ。
答えと解説
✓ これが正解ロ回路の力率を改善する。
解説
進相コンデンサは、電動機回路の力率を改善するために付けます。
三相誘導電動機のようなコイルを持つ機器は、電圧に対して電流が遅れる性質があります。このため、電源から流れる電流のうち、仕事に使われない無効な分が増え、力率が低くなります。
進相コンデンサは、電圧より進んだ電流を流す機器です。電動機と並列に接続すると、電動機の遅れ電流の一部が、コンデンサの進み電流で打ち消されます。その結果、電源から流れる電流が小さくなり、力率が良くなります。これが力率改善です。
電動機の振動や回転速度の変動は、機械的な要因や負荷の変化で決まるもので、コンデンサを付けても直りません。電源の周波数は、電力会社の発電側で決まるので、需要家側のコンデンサで変えることはできません。
覚え方は、遅れ電流の電動機に進み電流のコンデンサで、力率改善、です。
ほかの選択肢の解説
- イ電動機の振動を防ぐ。:電動機の振動は、軸の不つり合いや取付けなど機械的な原因で起きます。進相コンデンサは電流の位相を整えて力率を良くする機器であり、振動を防ぐ目的では使いません。
- ハ回転速度の変動を防ぐ。:電動機の回転速度の変動は、負荷の変化や電源の周波数などで決まります。進相コンデンサを並列につないでも回転速度は安定せず、目的は力率の改善にあります。
- ニ電源の周波数の変動を防ぐ。:電源の周波数は発電する側で決まっており、需要家の回路にコンデンサを付けても変わりません。コンデンサは周波数を整える機器ではなく、力率を良くする機器です。
出典:平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験 問13(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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