令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問4
電気に関する基礎理論
力率に関する問題
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- イ零になる。
- ロコンデンサ設置前と比べて変化しない。
- ハコンデンサ設置前と比べて増加する。
- ニコンデンサ設置前と比べて減少する。
答えと解説
✓ これが正解ニコンデンサ設置前と比べて減少する。
解説
力率100%で電流は最小になり、設置前より減ります。
負荷はコイルと抵抗の直列なので、電流が電圧より遅れる遅れ力率の負荷です。電流は、仕事をする有効電流と、コイルに磁気エネルギーをためるだけで仕事をしない無効電流(遅れ)を合わせたものです。力率とは、電流のうち有効分が占める割合のことです。
コンデンサは進み電流を流すので、負荷の遅れ無効電流を打ち消します。電流計は電源側にあり、電源から流れる電流は、有効電流と無効電流を合成したものです。力率100%に改善すると、無効電流が打ち消されて0になり、有効電流だけが残ります。負荷が仕事をする有効電流は変わらないので、無効電流が減ったぶんだけ電流計の指示値は設置前より小さくなります。ただし、抵抗で電力を使う有効電流は残るため、零にはなりません。
覚え方は、力率改善をすると電源から流れる電流は最小になる、という点です。
ほかの選択肢の解説
- イ零になる。:負荷の抵抗は熱などで電力を使い続けるので、その分の電流は消えません。コンデンサの働きが及ぶのは進みと遅れの無効分だけで、計器の針が0まで戻ることはありません。
- ロ…変化しない。:コンデンサは電流計より負荷側に並列で入り、負荷の遅れ電流の一部をまかないます。そのため電源側の電流は設置前から変わり、同じ値にはなりません。
- ハ…増加する。:コンデンサの電流は負荷の遅れ電流と向きが逆の位相で、足すのではなく打ち消し合います。力率が良くなるほど電源側の電流は小さくなり、増えません。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問4(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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