平成28年度 秋期 午前 問56
サービスマネジメント
事業影響度分析に関する問題
IT サービスマネジメントにおいて,災害による重大なサービス停止に関する事業影響度分析は,どのプロセスで実施するか。
- アインシデント及びサービス要求管理
- イサービス継続及び可用性管理
- ウサービスレベル管理
- エ問題管理
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✓ これが正解イサービス継続及び可用性管理
解説
止まる前に備える側のプロセスが受け持つ分析です。
設問は、IT サービスマネジメントにおいて、災害による重大なサービス停止に関する事業影響度分析をどのプロセスで実施するかを問うています。判定の軸は、そのプロセスが時間のどこを見ているかです。事業影響度分析は、止まったときに事業がどれだけ痛むかを前もって測る作業で、止まると困る業務はどれでいくらの損失が出るか、どこまでなら止まっても耐えられるか、いつまでに再開するか、どの時点のデータまで戻せればよいかを決めます。これらが定まってはじめて、待機系や遠隔地の控えをどう用意するかを設計できます。つまり、起きる前に備える側の仕事です。よって、サービス継続及び可用性管理が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデント及びサービス要求管理:受け持つのは、起きてしまった中断をできるだけ早く元の状態へ戻すことです。目の前の一件をさばく働きなので、事業の全体がどれだけ痛むかを前もって測る作業とは時間の位置が違います。
- ウサービスレベル管理:顧客と約束を取り交わし、達成の具合を監視して報告する役割を担います。止まらない度合いの目標値を扱う点が重なって迷いますが、扱うのは平常時の約束であって、災害時の備えの設計ではありません。
- エ問題管理:中断の根っこにある原因を突き止め、同じことが繰り返されないように手を打つ働きです。原因を追う側に立っており、止まったときにどれだけの損害が出るかを見積もる側ではありません。
この問題の用語
- サービスレベル管理提供するサービスの目標を顧客と合意し、守れているかを測って保つ活動。稼働率や応答時間を数字で決めます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問56
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問56:問題管理の活動(問題管理)
- 令和7年度 秋期 午前 問55:サービス可用性管理に関する問題(インシデント)
- 令和7年度 春期 午前 問55:サービス可用性に関する問題(可用性)
- 令和6年度 秋期 午前 問55:RTOとRLOとを定めた例(サービスマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前 問56:サービスレベル管理の活動(サービスレベル管理)
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