平成27年度 春期 午前 問64
システム企画
IT 投資ポートフォリオの目的はどれか。
- アIT 投資を事業別,システム別,ベンダ別,品目別などに分類して,経年推移や構成比率の変化などを分析し,投資額削減の施策を検討する。
- イ個別の IT 投資案件について,情報戦略との適合性,投資額や投資効果の妥当性,投資リスクの明瞭性などの観点から投資判断を行う。
- ウ個別プロジェクトの計画,実施,完了に応じて,IT 投資の事前評価,中間評価,事後評価を一貫して行い,戦略目標に対する達成度を評価する。
- エ投資リスクや投資価値の類似性で分類したカテゴリごとの IT 投資について,企業レベルで最適な資源配分を行う。
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✓ これが正解エ投資リスクや投資価値の類似性で分類したカテゴリごとの IT 投資について,企業レベルで最適な資源配分を行う。
解説
分類ごとに全社で資源配分を決めることです。
設問は IT 投資ポートフォリオの目的を選ばせています。ポートフォリオという語は、全体を性格の似たまとまりに分け、どこにどれだけ振り向けるかを決める道具を指します。ですから目的を述べる記述は、二つの条件を同時に満たしていなければなりません。一つは一件ずつではなくまとまりを単位にしていること、もう一つは企業の全体で資源配分を決めることです。危険の度合いと生み出す価値の似たものをまとめると、攻めの案件と足元を固める案件の配合が見えるようになります。回収の読める案件だけで埋めれば将来の芽がなくなり、偏りすぎれば足元が崩れます。その配合を決める場として置かれているのが、この考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIT 投資を事業別,システム別,ベンダ別…:事業別やベンダ別などに分けて、経年の推移や構成比率の変化を分析する活動ですが、行き着く先は投資額を削減する施策の検討です。分けるところは似ていても、狙いが配り方ではなく減らし方に向いています。
- イ個別の IT 投資案件について,情報戦略…:情報戦略との適合性や投資額の妥当性、投資リスクの明瞭性といった観点から、一件ごとに投資の可否を判断する活動の説明です。単位が個別の案件なので、全社でどこへどれだけ振り向けるかは決まりません。
- ウ個別プロジェクトの計画,実施,完了に応じ…:計画、実施、完了という段階に沿って、事前、中間、事後と評価を続ける活動の説明です。一つの案件を時間の流れで追うものであり、まとまりどうしの配合を決めるものではありません。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 情報戦略情報をどう活かして経営の目標に近づくかを定める方針です。立てるときは、中長期の経営計画と必ず足並みをそろえます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64
同じ用語が出る問題
- 令和2年度 10月 午前 問62:企画プロセスで実施すべきもの(情報戦略)
- 令和2年度 10月 午前 問61:投資効果に関する問題(情報戦略)
- 平成30年度 春期 午前 問64:情報戦略策定段階の成果物(情報戦略)
- 平成28年度 秋期 午前 問65:非機能要件項目(情報戦略)
- 平成28年度 秋期 午前 問62:学習と成長のKPIの目標例(情報戦略)
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