平成21年度 秋期 午前 問67
システム企画
RFIの説明
RFI を説明したものはどれか。
- アサービス提供者と顧客との間で,提供するサービスの内容,品質などに関する保証範囲やペナルティについてあらかじめ契約としてまとめた文書
- イシステムの調達に際して,調達側から技術的要件やサービスレベル要件を提示し,ベンダに対して,指定した期限内で効果的な実現策の提案を依頼する文書
- ウユーザ要件を実現するために,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
- エ要求定義との整合性を図り,ユーザと開発要員及び運用要員の共有物とするために,業務処理の概要,入出力情報の一覧,データフローなどをまとめた文書
答えと解説を見る
✓ これが正解ウユーザ要件を実現するために,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
解説
手立ての候補や実例の情報を、外の会社に問い合わせる文書です。
RFIは、情報の提供を求めるための依頼書と訳される、調達の場面で使う文書です。何をどう買うかを決める前の、まだ手立ての選択肢を集めている段でつくり、市場にはどんな技術や製品があり、どんな実績があるかを、供給の側の会社へ聞きに行くために使います。着目するのは、この文書の性格が、契約の条件を決めるものではなく、選び方の材料を集める段のものである点です。要件を提示して実現案を求める段のもの、性能や範囲の合意を結ぶ段のもの、社内向けにまとめる段のものとは、目的の位相がそれぞれ違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサービス提供者と顧客との間で,提供するサ…:サービス提供者と顧客との間で、提供するサービスの内容、品質などに関する保証範囲やペナルティについてあらかじめ契約としてまとめた文書だと述べています。これはSLAの説明で、材料を集める段の文書とは位相が違います。
- イシステムの調達に際して,調達側から技術的…:システムの調達に際して、調達側から技術的要件やサービスレベル要件を提示し、ベンダに対して指定した期限内で効果的な実現策の提案を依頼する文書だと述べています。これはRFPの説明で、選択肢を集める段より一つ先の段の文書です。
- エ要求定義との整合性を図り,ユーザと開発要…:要求定義との整合性を図り、ユーザと開発要員及び運用要員の共有物とするために、業務処理の概要、入出力情報の一覧、データフローなどをまとめた文書だと述べています。これは要件の内側で共有する文書の話で、外へ問い合わせる文書とは向きが違います。
この問題の用語
- RFI発注元がシステム化の目的や業務内容を示し、事業者に情報の提供を求める文書です。提案書の提出を求めるRFPは、この次の段階になります。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- サービスレベル顧客に約束するサービスの水準。満足度や稼働率のように、具体的に測れる形で決めておくのが決まりになっています。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問65:調達の際に作成されるRFIの説明(RFI)
- 令和3年度 秋期 午前 問65:RFIの説明(サービスレベル)
- 令和2年度 10月 午前 問57:監視についての注意事項(サービスレベル)
- 平成29年度 秋期 午前 問65:多段階契約の考え方を採用する目的(サービスレベル)
- 平成27年度 秋期 午前 問65:調達の際に作成されるRFIの説明(RFI)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)