平成25年度 秋期 午前 問71
ビジネスインダストリ
情報表現規約で規定されるべきもの
EDI を実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
- ア企業間の取引の契約内容
- イシステムの運用時間
- ウ伝送制御手順
- エメッセージの形式
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✓ これが正解エメッセージの形式
解説
情報表現規約が定めるのはメッセージの形式です。
設問は、EDI を実施するための規約のうち、情報表現規約で決めるべき事柄を選ばせています。見る軸は一つで、その事柄が四つの規約のどこに属するかという点です。EDI の取決めは機械に近いものから順に四つに分かれます。通信のやり方を定める情報伝達規約、データの書き表し方を定める情報表現規約、日々の運用の取決めを定める業務運用規約、そして法的な合意を定める取引基本規約です。人どうしの約束に近いものほど上に置かれると考えると、並びを思い出しやすくなります。設問が問うているのは下から二段目で、ここで決めるのはやり取りするデータの形です。具体的には交換する電文の組立て方、データ項目の並び、コードの体系といった書式の取決めが入ります。よって、メッセージの形式がここに当たります。階層を問う設問では、四つの肢を四つの規約に一つずつ割り当て、重なりが出ないかを確かめてください。重なったらどこかを読み違えています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業間の取引の契約内容:企業間の取引の契約内容は、電子的なやり取りを正式な取引として認めるかどうか、検収や支払をどう扱うかという法的な合意にあたります。四つの取決めのうち最も上に置かれる層で決める事柄です。
- イシステムの運用時間:システムの運用時間は、いつ送受信できるか、障害が起きたときにどう対応するかという日々の取扱いです。データの書式ではなく、運用の取決めを扱う層に属します。
- ウ伝送制御手順:伝送制御手順は、回線をどう使い、どの約束事で送受信するかという通信そのものの進め方です。取り決めという点で似て見えますが、扱っているのは通信であり、最も下の層が受け持ちます。
この問題の用語
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。注文や請求の手入力が減り、取引を速く正確に進められます。
- 規約守るべき約束事や決まりを定めたもののことです。利用規約やコーディング規約、通信の手順を決めた通信規約などがあります。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:平成25年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問78:著作権法に関する問題(規約)
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(EDI)
- 令和4年度 秋期 午前 問26:命名規約だけでは回避できない事象(規約)
- 平成28年度 春期 午前 問72:EDIの説明(EDI)
- 平成23年度 秋期 午前 問44:デザインレビューを実施する目的(規約)
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