平成23年度 秋期 午前 問71
ビジネスインダストリ
EDIに関する問題
インターネットを利用した企業間取引において,取引データをそのまま起票したり,社内文書に変換したりすることが容易にできるマーク付け言語はどれか。
- アHTML
- イSGML
- ウUML
- エXML
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✓ これが正解エXML
解説
タグを自分で定義でき、値に意味を付けられます。
設問の鍵は、取引データをそのまま起票したり社内文書に変換したりできる、という部分です。これは、受け取った側の機械がデータの意味を読み取れる、ということを言っています。見た目を指定するだけの言語では足りません。この条件を満たすのが XML です。XML はタグを自分で定義できるマーク付け言語なので、値に意味の名前を付けられます。納期という名前のタグで日付を囲んでおけば、受け取った側はその欄を機械的に取り出し、社内の伝票へ流し込めます。タグの決め方を業界で取り決めておけば、会社をまたいでデータが通ります。四つの記述を切り分ける軸は、そのタグが何を表しているか、の一点です。段落や表といった文書の部品を表すのか、それとも金額や納期といった中身の意味を表すのか。ここで分かれます。企業間のデータ交換である EDI がインターネットと XML に移ってきたのも同じ理由です。従来は専用の回線と固定長の形式で交換しており、中小の企業には負担が重いものでした。汎用の回線と汎用の形式に移せば、導入の敷居が下がり、取引先を広げやすくなります。ただし XML はタグのぶんデータが太るので、大量に交換する場面では圧縮や別の形式も併用されます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アHTML:HTML は Web ページの見た目と構造を書くための言語で、使えるタグはあらかじめ決められた組だけです。段落や表は表せても、その数値が金額なのか納期なのかまでは示せません。
- イSGML:SGML は文書の構造を記述するための元祖にあたる規格です。XML と HTML の親にあたりますが、仕様が大きく、企業間の取引の現場に広く行き渡ることはありませんでした。
- ウUML:UML はクラス図やシーケンス図などを描くためのモデリングの図法です。そもそもマーク付け言語ではないので、設問が求めている条件に入る前の段階で外れます。
この問題の用語
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。注文や請求の手入力が減り、取引を速く正確に進められます。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(EDI)
- 令和2年度 10月 午前 問73:情報表現規約で規定されるべきもの(EDI)
- 平成28年度 春期 午前 問72:EDIの説明(EDI)
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