過去問解きまくり研究所 ホーム

令和7年度 北海道 午後 問55

医薬品の適正使用・安全対策

小柴胡湯に関する問題

間質性肺炎に関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内はどちらも同じ字句が入る。

小柴胡湯と( a )の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、( a )との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して( b )が指示された。

答えと解説を見る

✓ これが正解4a=インターフェロン製剤 b=緊急安全性情報の配布

解説

aはインターフェロン製剤、bは緊急安全性情報の配布が入ります。

小柴胡湯による間質性肺炎は、手引きの第5章(一般用医薬品に関する主な安全対策)で、安全対策の経緯の一つとして扱われます。いつ、何との併用が問題になり、どんな措置がとられたかを押さえて判断します。

aにはインターフェロン製剤が入ります。小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされました。アミノピリン製剤は、かつてアンプル入りかぜ薬によるショック死が問題となった解熱鎮痛成分で、この経緯とは別の話です。bには緊急安全性情報の配布が入ります。それ以降も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して緊急安全性情報の配布が指示されました。製品の回収や製造販売の中止が指示されたのではありません。

したがって、インターフェロン製剤・緊急安全性情報の配布の組み合わせが正解です。小柴胡湯はインターフェロンとの併用禁忌(1994年)→緊急安全性情報(1996年)、と年の順に並べて覚えましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問55(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)