令和7年度 北海道 午後 問16
人体の働きと医薬品
無菌性髄膜炎に関する問題
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転作業に従事しないように十分注意することが必要である。
b 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
c 無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止しても、予後は不良となることがほとんどである。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解4正 正 誤 正
解説
a・b・dが正、cは予後が比較的良好なので誤りです。
精神神経系に現れる副作用は、手引きの第2章(症状からみた主な副作用)で扱われます。眠気による事故の防止、無菌性髄膜炎の特徴、その他の神経症状を押さえて判断します。
aは正しく、眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要です。bも正しく、無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチなどの基礎疾患がある人で発症リスクが高いとされています。cは誤りです。無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、早期に原因医薬品の使用を中止すれば速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどとされています。ただし重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されています。dは正しく、心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感などが生じることがあります。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。無菌性髄膜炎は基礎疾患のある人で起こりやすいが、早めにやめれば回復しやすい、と対で覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 正:c も正としていますが、無菌性髄膜炎は原因の医薬品を早めにやめれば多くは速やかに回復し、見通しは比較的よいとされています。不良になることがほとんど、という部分が誤りです。
- 2誤 正 正 正:a を誤りとしていますが、眠気を催す医薬品を使った後に乗物や危険な機械の運転を控えるよう注意することは正しい内容です。予後を不良とする c を正とする点も合いません。
- 3正 誤 正 正:b を誤りとしていますが、全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどの基礎疾患がある人で発症リスクが高いことは正しい内容です。c を正とする点も合いません。
- 5正 正 正 誤:c と d の判定が逆です。予後を不良とする c が誤りで、心臓や血管に作用する医薬品で頭痛やめまい、浮動感などが出ることがあるという d は正しい記述です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問16(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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