令和7年度 北海道 午後 問17
人体の働きと医薬品
消化性潰瘍に関する問題
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化性潰瘍は、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることがある。
b イレウス様症状は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
c イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
d 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 誤
- 2正 正 正 正
- 3誤 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5誤 正 誤 誤
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✓ これが正解2正 正 正 正
解説
消化性潰瘍・イレウス様症状・浣腸剤の記述は4つとも正です。
消化器系に現れる副作用は、手引きの第2章(症状からみた主な副作用)で扱われます。消化性潰瘍とイレウス様症状(腸閉塞様症状)の見つかり方や進み方、浣腸剤・坐剤による一過性の症状を押さえて判断します。
aは正しく、消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れなど)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもあります。bも正しく、イレウス様症状では、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れます。cも正しく、イレウス様症状が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈したり、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性があります。dも正しく、浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状として、肛門部の熱感などの刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがあります。
したがって、すべて正とする組み合わせが正解です。イレウス様症状は腸の動きが止まって詰まる状態、と仕組みで捉えると、便秘・膨満感・衰弱の記述がつながって判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 誤 正 誤:b・d を誤りとしていますが、著しい便秘や腹部膨満感はイレウス様症状の典型で、肛門部の刺激や排便直後の立ちくらみも浣腸剤・坐剤で起こりうる症状として手引きに挙がっています。
- 3誤 誤 正 正:a・b を誤りとしていますが、消化性潰瘍は貧血の検査や急な吐血・下血で見つかることがあり、イレウス様症状では激しい腹痛や嘔吐、著しい便秘が現れます。どちらも正しい内容です。
- 4正 正 誤 正:c を誤りとしていますが、イレウス様症状が悪化すると腸内細菌が異常に増え、全身の衰弱が急に進むおそれがあるので、c は正しい記述です。
- 5誤 正 誤 誤:a・c・d を誤りとしていますが、潰瘍の見つかり方、イレウス様症状の悪化、浣腸剤・坐剤による一過性の症状は、いずれも手引きの記述どおりです。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問17(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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