令和6年度 北海道 午後 問50
医薬品の適正使用・安全対策
オキセサゼインに関する問題
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a オキセサゼインは、妊娠中における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる人は、服用しないこととされている。
b 小柴胡湯は、無菌性髄膜炎の副作用を起こしやすいため、混合性結合組織病の診断を受けた人は、相談することとされている。
c セトラキサート塩酸塩は、出血傾向を増悪させるおそれがあるため、血液凝固異常の診断を受けた人は、相談することとされている。
d 芍薬甘草湯は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、心臓病の診断を受けた人は、服用しないこととされている。
- 1(a、b)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(c、d)
答えと解説を見る
✓ これが正解2(a、d)
解説
aとdが正しく、bはイブプロフェン、cは血栓のある人の注意。
使用上の注意の記載と成分の組み合わせ(手引き第5章 使用上の注意・別表)で判断します。
aは正しい記述です。オキセサゼイン(胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される局所麻酔成分)は、妊娠中における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる人は服用しないこととされています。bは誤りです。混合性結合組織病の診断を受けた人が相談することとされるのは、無菌性髄膜炎の副作用を起こしやすいイブプロフェンです。小柴胡湯は、インターフェロン製剤で治療を受けている人は服用しないこととされている漢方処方製剤で、間質性肺炎の副作用との関係で知られています。cも誤りです。セトラキサート塩酸塩で相談することとされるのは、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎など)や血栓症を起こすおそれのある人で、生じた血栓が分解されにくくなるおそれがあるためです。dは正しく、芍薬甘草湯は徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、心臓病の診断を受けた人は服用しないこととされています。
正しいのはaとdなので、その組み合わせが正解です。見分け方として、混合性結合組織病などの自己免疫の病気とくればイブプロフェンの無菌性髄膜炎、と特徴的な組み合わせを覚えておきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):bを選んでいる点が違います。混合性結合組織病の人に髄膜炎の副作用を理由として相談を求めるのは解熱鎮痛成分のほうで、漢方処方製剤の小柴胡湯の注意ではありません。
- 3(b、c):bもcも誤りです。混合性結合組織病の人への注意は解熱鎮痛成分のイブプロフェンに付くもので、セトラキサート塩酸塩は血の塊がある人に関係する成分です。
- 4(c、d):cを選んでいる点が違います。芍薬甘草湯の心臓病の記載は正しいものの、セトラキサート塩酸塩は血の塊を溶けにくくするおそれによる注意で、出血しやすさの悪化ではありません。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問50(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)