令和6年度 北海道 午後 問48
医薬品の適正使用・安全対策
ジプロフィリンに関する問題
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と、主な成分・薬効群等との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
基礎疾患等 主な成分・薬効群等
a てんかん ― ジプロフィリン
b 高血圧 ― ロペラミド塩酸塩
c 糖尿病 ― セトラキサート塩酸塩
d 甲状腺機能障害 ― 乳酸カルシウム水和物
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(a、d)
- 4(b、d)
- 5(c、d)
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✓ これが正解3(a、d)
解説
てんかんとジプロフィリン、甲状腺機能障害とカルシウム成分が正しい。
相談することの、次の診断を受けた人に関する記載(手引き第5章 使用上の注意・別表)で判断します。
aは正しい組み合わせです。ジプロフィリンは気管支を広げるキサンチン系の成分で、中枢神経系の興奮作用により、てんかんの発作を引き起こすおそれがあるため、てんかんの診断を受けた人は相談することとされています。dも正しい組み合わせです。乳酸カルシウム水和物などのカルシウムを含む成分は、甲状腺ホルモンの吸収を阻害するおそれがあるため、甲状腺機能障害の診断を受けた人は相談することとされています。bは誤りです。高血圧の診断を受けた人が相談することとされるのは、交感神経系を刺激して血圧を上げるおそれがあるアドレナリン作動成分やマオウ、むくみや血圧上昇につながるおそれがあるグリチルリチン酸を含むものなどで、止瀉成分のロペラミド塩酸塩ではありません。cも誤りです。糖尿病の診断を受けた人が相談することとされるのは、血糖値を上げるおそれがあるアドレナリン作動成分やマオウなどです。セトラキサート塩酸塩は、血栓を溶けにくくするおそれから、血栓のある人などが相談することとされる成分です。
正しいのはaとdなので、その組み合わせが正解です。覚え方として、基礎疾患ごとに、その病気を悪くする仕組み(中枢の興奮・血圧上昇・血糖上昇・ホルモンの吸収阻害)と成分を結び付けて覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):bを選んでいる点が違います。血圧が高い人に相談を促すのは交感神経を刺激する成分などで、下痢止めのロペラミド塩酸塩にその注意は付いていません。
- 2(a、c):cを選んでいる点が違います。糖尿病の人に相談を求めるのは血糖を上げるおそれのある成分で、セトラキサート塩酸塩は血の塊ができている人などに関係する成分です。
- 4(b、d):bを選んでいる点が違います。甲状腺の病気とカルシウム成分の組み合わせは正しいものの、血圧が高い人と下痢止めの成分を結び付けた記載はありません。
- 5(c、d):cを選んでいる点が違います。dは正しい組み合わせですが、セトラキサート塩酸塩は血糖ではなく血の塊に関する注意がある成分です。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問48(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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