令和4年度 北海道 午後 問42
医薬品の適正使用・安全対策
高齢者に関する問題
一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 摂取されたアルコールによって、医薬品の作用の増強、副作用を生じる危険性の増大等が予測される医薬品には、「してはいけないこと」の項目に「服用前後は飲酒しないこと」として記載されている。
b 使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指す。
c 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息等が掲げられている医薬品では、「アレルギーの既往歴がある人等」は「注意して使用すること」として記載されている。
d 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に、「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 誤
- 2正 誤 誤 正
- 3正 正 誤 誤
- 4誤 正 正 誤
- 5誤 誤 誤 正
答えと解説を見る
✓ これが正解2正 誤 誤 正
解説
aとdが正、高齢者の目安は65歳以上、アレルギー既往は使用しない
添付文書の使用上の注意は、手引き第5章の添付文書の読み方の項と、使用上の注意の記載の一覧で判断します。してはいけないことと相談することの振り分けがポイントです。
aは正しい記述です。摂取されたアルコールによって作用の増強や副作用の危険性の増大などが予測される医薬品には、してはいけないことの項目に、服用前後は飲酒しないこととして記載されています。bは誤りです。使用上の注意の記載における高齢者とは、およその目安として65歳以上を指します。75歳以上ではありません。cも誤りです。重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息などが掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人などは、使用しないこととして記載されています。注意して使用することではありません。dは正しい記述で、小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含む医薬品では、通常、次の人は使用(服用)しないことの項目に、15歳未満の小児、6歳未満の小児などとして記載されています。
したがって、a正・b誤・c誤・d正の組み合わせが正解です。高齢者は65歳以上、小児の区分は年齢を明記して使用しないこととする、と数字と項目を組にして覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 誤 正 誤:cを正、dを誤としています。重い副作用が掲げられた医薬品では、アレルギーの既往歴がある人は使用しない扱いで、小児の年齢を示して使用しないとする記載は正しい内容です。
- 3正 正 誤 誤:bを正、dを誤としています。使用上の注意で高齢者とされる目安は65歳以上で、小児に特有の有害作用がある成分では年齢区分を示して使用しないこととされます。
- 4誤 正 正 誤:aを誤、bとcを正としています。飲酒の注意は正しい記載で、高齢者の目安は65歳以上、アレルギー既往のある人は使用しないこととして記載されます。
- 5誤 誤 誤 正:aを誤としていますが、アルコールで作用の増強などが予測される医薬品には、してはいけないことに服用前後の飲酒を控える旨が書かれます。aは正しい記述です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問42(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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