平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問13
ビジネス戦略と目標・評価
CSF分析で明らかになるもの
経営戦略に用いるCSF分析で明らかになるものはどれか。
- ア業界内の競争に影響する要因と,自社の強み
- イ競争環境の脅威と機会,企業の強み・弱み
- ウ成功するための重要な機能や特性
- エ保有する事業の成長性と収益性
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✓ これが正解ウ成功するための重要な機能や特性
解説
CSF分析では、成功するための重要な機能や特性が明らかになります。
CSF(Critical Success Factor:重要成功要因)は、経営戦略や事業の目標を達成するうえで、決定的な影響を与える要因のことです。CSF分析は、目標の達成に向けた数ある要因の中から、特に力を注ぐべきものを絞り込むために行います。見分ける軸は、分析の結果として何が手に入るかです。CSF分析で明らかになるのは、成功するために欠かせない重要な機能や特性であり、それが分かれば経営資源をどこへ集中させるかが決まります。明らかになったCSFは、達成度を測るKPIを設定する出発点にもなります。業界の競争要因、機会と脅威・強みと弱み、事業の成長性と収益性は、それぞれ別の分析で明らかにするものです。成功の鍵を絞り込む分析、と名前の意味から覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業界内の競争に影響する要因と,自社の強み:業界内の競争に影響する要因と自社の強みを明らかにするのは、業界の競争構造と自社の位置を見るための分析です。成功のために特に重要な要因を絞り込むCSF分析の結果とは、得られるものが違います。
- イ競争環境の脅威と機会,企業の強み・弱み:競争環境の脅威と機会、企業の強みと弱みを明らかにするのは、SWOT分析で得られる結果です。外部と内部の環境を四つに整理するもので、成功の決め手となる要因を特定するものではありません。
- エ保有する事業の成長性と収益性:保有する事業の成長性と収益性を明らかにするのは、複数の事業の組合せを評価して経営資源の配分を考えるための観点です。個々の目標の達成に向けた成功の鍵を見つけるCSF分析とは目的が違います。
この問題の用語
- KPI目標へ向かう取組みの進み具合を測るための指標のことです。在庫日数や誤出荷率のように、途中で確かめられる数値を置きます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:バリューチェーンの説明(脅威)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問25(脅威)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問6:ファイブフォース分析に関する問題(脅威)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問3(KPI)
- 平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問14:KPIに関する問題(KPI)
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