平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問6
サービスの運用
ウォームスタートの説明
システムが障害によって停止したときに行う,システム再開の方法の一つであるウォームスタートの説明はどれか。
- アシステムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
- イシステムの初期化のために,イニシャルプログラムローダによってコンフィギュレーション情報を主記憶装置上に展開する。
- ウシステムの停止で処理が中断したジョブについて,それまでに採取されたチェックポイント情報によって回復作業を実施する。
- エジャーナルファイルに記録されているデータを使用して,ファイルを障害発生以前の状態に戻す。
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✓ これが正解アシステムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
解説
続行できるジョブは再開し、キューに残るものもそのまま処理対象にします。
システム停止後の再開方法には、すべてを初期状態から立ち上げ直す方法と、停止前の状態をできるだけ引き継ぐ方法があります。ウォームスタートは後者で、再立上げの過程で、停止時に処理中だったジョブのうち続行できるものは処理を再開させ、入出力キューに残っているものもそのまま処理の対象にします。キューやジョブの状態を捨てずに使うため、利用者から見た中断を短くできます。これに対してコールドスタートは、キューなどの情報を引き継がず、システムを初期状態から立ち上げます。ウォームは温まった状態を残す、コールドは冷えた状態から始める、と言葉の温度で覚えると区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イシステムの初期化のために,イニシャルプロ…:イニシャルプログラムローダでコンフィギュレーション情報を主記憶に展開するのは、システムを初期化して立ち上げる処理です。停止前のジョブやキューを引き継ぐことには触れておらず、ウォームスタートの説明になっていません。
- ウシステムの停止で処理が中断したジョブにつ…:中断したジョブを、それまでに採取したチェックポイント情報で回復するのは、ジョブ単位で途中から立て直す手法の説明です。システムの再立上げでジョブとキューを引き継ぐウォームスタートとは観点が違います。
- エジャーナルファイルに記録されているデータ…:ジャーナルファイルの記録を使ってファイルを障害発生以前の状態に戻すのは、ファイルやデータベースの障害回復の手順です。システムの再立上げでジョブやキューをどう扱うかという再開方法の説明ではありません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6
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