平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問7
サービスの運用
ウォームスタートの説明
システムが障害によって停止したときに行う,システム再開の方法の一つであるウォームスタートの説明はどれか。
- アシステムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
- イシステムの初期化のために,イニシャルプログラムローダによってコンフィギュレーション情報を主記憶装置上に展開する。
- ウシステムの停止で処理が中断したジョブについて,それまでに採取されたチェックポイント情報によって回復作業を実施する。
- エジャーナルファイルに記録されているデータを使用して,ファイルを障害発生以前の状態に戻す。
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✓ これが正解アシステムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
解説
処理中のジョブや入出力キューを生かして再開するのがウォームスタートです。
システムの再開方法は、障害が起きる前の状態をどこまで引き継ぐかで分けられます。見分ける軸は、主記憶上の状態や処理中のジョブを生かすかどうかです。ウォームスタートでは、システムを再立上げする過程で、停止時に処理中だったジョブのうち続行できるものを再開させ、入出力キューに残っていたものもそのまま処理の対象にします。何もかも初期状態から始めるコールドスタートと比べ、引き継げるものは引き継いで早く再開できます。温かいまま再開するのがウォーム、初期化から始めるのがコールド、と対にして覚えておくと区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イシステムの初期化のために,イニシャルプロ…:イニシャルプログラムローダでコンフィギュレーション情報を主記憶に展開するのは、システムを初期状態から立ち上げる手順です。前の処理状態を引き継がないので、コールドスタートの説明に当たります。
- ウシステムの停止で処理が中断したジョブにつ…:チェックポイント情報を使って中断したジョブを回復するのは、個々のジョブを記録した時点から再実行するための回復作業です。処理中のジョブや入出力キューを引き継いでシステム全体を再開する方式の説明にはなっていません。
- エジャーナルファイルに記録されているデータ…:ジャーナルファイルの記録でファイルを障害前の状態に戻すのは、ファイルやデータベースの内容を回復するための作業です。ジャーナルを使ったデータの回復手順に当たり、システムの再開方式を説明したものではありません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成23年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
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