令和2年度 10月 午前Ⅱ 問14
プロジェクトのコミュニケーション
JIS Q 21500の問題
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス“コミュニケーションの計画”の目的はどれか。
- アプロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化すること
- イプロジェクトのステークホルダに対し要求した情報を利用可能にすること及び情報に対する予期せぬ具体的な要求に対応すること
- ウプロジェクトのステークホルダのコミュニケーションニーズを確実に満足し,コミュニケーションの問題が発生したときにそれを解決すること
- エプロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定すること
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✓ これが正解エプロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定すること
解説
コミュニケーションの計画の目的は、情報とコミュニケーションのニーズの決定です。
JIS Q 21500:2018 のコミュニケーションの対象群には、コミュニケーションの計画、情報の配布、コミュニケーションのマネジメントの3つのプロセスがあります。見分ける軸は、決める段階か、届ける段階か、運営して問題を解く段階かです。コミュニケーションの計画は、プロジェクトのステークホルダが、どんな情報を、どのようなコミュニケーションで必要としているかを決めることを目的とします。何をどう伝えるべきかを前もって決めるので、計画という名が付いています。決める、配る、運営するという3段階の流れで目的の文を当てはめると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アプロジェクトに影響されるか,又は影響を及…:プロジェクトに影響される、または影響を及ぼす個人や集団を明らかにし、その利害や関係を文書化するのは、ステークホルダの対象群にあるステークホルダの特定の目的です。コミュニケーションの対象群のプロセスではありません。
- イプロジェクトのステークホルダに対し要求し…:要求された情報をステークホルダが利用できるようにし、予期せぬ要求にも応えるのは、決めた内容に従って情報を届ける情報の配布の目的です。ニーズを決める段階の後に来るプロセスです。
- ウプロジェクトのステークホルダのコミュニケ…:コミュニケーションのニーズを満たし、問題が起きたときに解決するのは、コミュニケーションのマネジメントの目的です。実際のやり取りを運営する段階であり、ニーズを決める段階ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- ステークホルダその活動から影響を受ける、または活動に影響を与える人や組織。外部にもいて、不利益を受ける立場の人も含みます。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問12:コミュニケーションの計画の問題(ステークホルダ)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問4:JIS Q 21500の問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問14:プロセス群に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問3:組織のプロセス資産に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問1:PMOに関する問題(ステークホルダ)
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