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第38回 問題88

認知症の理解

次の記述のうち,認知症(dementia)の人の遂行機能障害の症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。

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✓ これが正解4調理の手順を順序だてて行うことができない。

解説

調理の手順を順序立てて行えないのが遂行機能障害の症状です。

遂行機能とは、目標を決め、手順を考え、順番どおりに実行し、うまくいっているか確かめながら進める力のことです。認知症の中核症状(脳の障害から直接起こる症状)の一つで、この力が落ちると、一つひとつの動作はできても、まとまった作業を段取りよく進めることが難しくなります。

調理は、材料をそろえ、切り、加熱し、味つけをするという複数の手順を、順番と時間を考えながら進める作業です。包丁で切ることなど個々の動作ができても、どれから手をつけるか分からない、途中で止まってしまう、といった形で困りごとが現れるのが遂行機能障害の特徴です。ほかの肢は、記憶、道具の使い方、片側の見落とし、見たものの見誤りといった、別の中核症状の例になっています。

したがって、調理の手順を順序立てて行うことができない記述が最も適切です。遂行機能障害は、計画と段取りの障害と覚え、個々の動作ができるかではなく、手順を組み立てられるかに注目すると見分けやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第38回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題88。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。

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