技術戦略|平成30年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問31
記述a〜cのうち,技術戦略に基づいて,技術開発計画を進めるときなどに用いられる技術ロードマップの特徴として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 技術者の短期的な業績管理に向いている。
- b 時間軸を考慮した技術投資の予算及び人材配分の計画がしやすい。
- c 創造性に重きを置いて,時間軸は余り考慮しない。
- a
- a, b
- a, b, c
- ✓ これが正解b
解説
いつ何をどこまで進めるかを、時間の線の上に並べた図です。
技術ロードマップは、技術戦略にもとづいて、どの技術を、いつまでに、どこまで育てるかを時間の線の上に並べた図です。横軸に年が並び、縦に技術や製品の系統が並びます。何年か先までを見通して描くので、設備や人をいつ用意すればよいかが読み取れます。だから、時間軸を考慮した技術投資の予算と人材配分の計画がしやすい、という記述だけが当てはまります。たとえば、三年後にこの技術を実用の域へ、五年後には次の世代へ、というように節目を置きます。節目が決まれば、その手前で必要になる人と設備が逆算できます。一人で描くものではなく、開発と営業と経営が同じ図を見て合わせます。先の見通しを共有する道具でもあります。残る二つは時間軸との関わり方が逆です。一つは短い期間の評価に使うとし、もう一つは時間軸をあまり考えないとしています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 最初の記述だけを挙げた組です。技術者一人ひとりを短い期間で評価する道具ではありません。何年も先を見据えて描く図なので、半年や一年の成績を測る物差しには向きません。毎年の評価には別の物差しがあります。使う長さが合っていません。
- 最初と真ん中を挙げた組です。真ん中は当たっていますが、最初が混ざっているので落ちます。最初は短い期間の評価に使うとしています。正しいものが含まれていると選びたくなりますが、一つでも外れていれば成り立ちません。
- 三つとも挙げた組です。最後の記述は、時間軸をあまり考えないとしています。創造性は別の場面で要ります。この図が受け持つ役ではありません。時間の線の上に並べることがこの図の値打ちなので、言っていることが正面から食い違います。
この問題に関係する言葉
- 技術ロードマップ
- 技術戦略
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問31
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