ITパスポート 令和2年度 10月 特別措置試験 問60
セキュリティ
暗号資産に関する問題
暗号資産(仮想通貨)を入手するためのマイニングと呼ばれる作業を,他人のコンピュータを使って気付かれないように行うことを何と呼ぶか。
- ア クリプトジャッキング
- イ ソーシャルエンジニアリング
- ウ バッファオーバフロー
- エ フィッシング
答えと解説
✓ これが正解ア クリプトジャッキング
解説
クリプトジャッキングは、他人の機器で暗号資産を掘ります。
暗号資産は、取引の記録を確かめて台帳へつなぐ作業に加わることで、報酬として得られる仕組みがあります。この作業をマイニングと呼び、大量の計算を必要とします。クリプトジャッキングは、その計算を、他人の機器の上で、気づかれないように行わせる行いです。閲覧しただけで動く仕掛けをページに仕込んだり、不正なプログラムを送り込んだりして、相手の計算する力と電力を勝手に使います。持ち主から見ると、動きが重くなる、電池の減りが早くなるといった形で表れますが、画面に何かを要求してくるわけではないので気づきにくいところが厄介です。気づかれないことが、この行いの狙いです。残る三つは、人の心理や隙を突く手口、あふれさせる攻撃、偽のページへ誘って情報を盗む手口です。よって当てはまるのはクリプトジャッキングということになります。
ほかの選択肢の解説
- イ ソーシャルエンジニアリング:ソーシャルエンジニアリングは、人の心理や不注意につけ込んで、パスワードや情報を聞き出す手口です。技術ではなく人に働きかけるものであり、他人の機器で計算をさせるという行いではありません。働きかける相手が人です。機器ではありません。
- ウ バッファオーバフロー:バッファオーバフローは、用意された領域より大きなデータを送り込んで、あふれさせることで意図しない動作をさせる攻撃です。プログラムの弱点を突くものであり、暗号資産を得るための行いではありません。狙う先がプログラムの弱点です。
- エ フィッシング:フィッシングは、本物に似せたページやメールで相手を誘い、パスワードや口座の情報を入力させて盗み取る手口です。だまして入力させることが狙いなので、機器の計算する力を勝手に使うものではありません。だまして入力させる手口です。
関連用語
- クリプトジャッキング他人の機器の計算資源を無断で使い、暗号資産のマイニングを行わせる攻撃です。
- 暗号資産インターネット上でやり取りされる財産的な価値で、国が価値を保証してはいません。
- ソーシャルエンジニアリング技術ではなく人の心理や習慣につけ込んで情報を聞き出す手口。
- フィッシング本物に似せたサイトやメールで、IDやパスワードをだまし取る手口です。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問60
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和8年度 問95:
SQLインジェクションの 問題 (ソーシャルエンジニアリング) - 令和7年度 問17:
BPRに 関する 問題 (暗号資産) - 令和5年度 問73
(フィッシング) - 令和5年度 問58
(フィッシング) - 令和5年度 問22:
前払式支払手段に 該当するもの (暗号資産)
同じ分野の問題
誤りを見つけたら報告する