ITパスポート 平成23年度 特別 問42
システム監査
システム監査の実施に関する記述として,適切なものはどれか。
- ア 監査計画を立案することなく監査を実施する。
- イ 監査の結果に基づき改善指導を行うことはない。
- ウ 監査報告書の作成に先立って事実確認を行うことはない。
- エ 本調査に先立って予備調査を実施する。
答えと解説
✓ これが正解エ 本調査に先立って予備調査を実施する。
解説
いきなり本調査には入らず、その手前で下調べを済ませます。
監査は、計画を立てるところから順に進んでいき、実施の工程もいくつかの手順に分けられています。はじめに行うのが予備調査と呼ばれる下調べで、相手の仕組みや決まりをあらかじめつかんでおけば、本調査で見る先を絞れます。だから本調査に先立って行うと述べた選択肢が正解です。下調べを飛ばすと、限られた時間で見落としが増えます。計画を立てずに始める進め方は、何を見るかが定まらないまま確かめられないので、そもそも成り立ちません。結果に基づいて改善を促すのも監査の大切な役目で、報告をまとめる前に事実を確かめ直すことも欠かせません。残る三つは、必ず行うべき手順を否定しています。シラバスも、監査の実施の流れを本文に並べています。
ほかの選択肢の解説
- ア 監査計画を立案することなく監査を実施する。:計画を立てずに実施すると述べた選択肢です。何を、いつ、どこまで見るかが定まらず、確かめる範囲も当てる物差しも決まらないままでは、結論の根拠を示せません。監査としての土台が抜けています。
- イ 監査の結果に基づき改善指導を行うことはない。:改善を促すことはないと述べた選択肢です。見つけて終わりでは組織はよくならないので、結果に基づいて改善を促すところまで行い、促した後に直ったかを確かめる手順も続きます。役目を狭く見すぎています。
- ウ 監査報告書の作成に先立って事実確認を行うことはない。:事実の確かめを行わないと述べた選択肢です。報告に書く事柄は誤りが許されないので、相手に当てて食い違いがないかを確かめます。確かめずに書けば指摘そのものが崩れるため、省ける手順ではありません。
関連用語
- 予備調査システム監査で、本調査の前に対象のあらましをつかむ下調べの段階である。
- システム
監査 情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。 - 監査計画システム監査で、何をどこまで、いつ、どのように確かめるかを決める段階である。
- 監査報告書監査の結果と意見、改善の勧告をまとめて伝える文書のことです。
- 本調査システム監査で予備調査に続き、監査手続を実施して監査証拠を入手する段階です。
出典:平成23年度 特別 ITパスポート試験 問42
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関連問題
- 令和8年度 問51:
監査意見を 検討する プロセス (本調査) - 令和8年度 問47:
システム 監査に 関する 記述 (システム 監査) - 令和6年度 問42:
システム 監査人の 役割 (監査計画) - 令和4年度 問53:
システム 監査人に 関する 問題 (予備調査) - 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問55:
監査計画に 関する 問題 (監査報告書)
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