第111回 午前 問17
保健医療福祉行政論
精神保健福祉センターに関する問題
精神保健福祉センターについて正しいのはどれか。
- 1精神医療審査会の事務を行う。
- 2地域保健法に規定されている。
- 3令和5年(2023年)1月時点で全国に468か所設置されている。
- 4令和3年度(2021年度)の相談実績は電話相談より来所相談の方が多い。
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✓ これが正解1精神医療審査会の事務を行う。
解説
精神保健福祉センターは精神医療審査会の事務を行います。
精神保健福祉センターは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)第6条に基づいて都道府県が置く、精神保健の向上と精神障害者の福祉の増進を図るための機関です。
同条第2項は、センターの業務として、知識の普及と調査研究、精神保健と精神障害者の福祉に関する相談及び援助のうち複雑又は困難なもの、精神医療審査会の事務、精神障害者保健福祉手帳の申請に対する決定などの事務のうち専門的なもの、などを挙げています。精神医療審査会は、精神科病院の入院の届出や入院者からの退院の請求などを審査する機関で、その事務をセンターが担っています。したがって、精神医療審査会の事務を行うという記述が正しいものです。
センターは、都道府県単位で市町村や保健所を専門的・技術的な立場から支える中核の機関です。地域保健法に基づく保健所と混同しないよう、根拠となる法律と設置の数の規模で区別しましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2地域保健法に規定されている。:精神保健福祉センターの根拠は精神保健福祉法です。地域保健法に定められているのは保健所や市町村保健センターであり、精神保健福祉センターの設置や業務は同法には規定されていません。
- 3令和5年(2023年)1月時点で全国に468か所設置されている。:精神保健福祉センターは都道府県と指定都市に置かれる機関で、全国の数は数十か所の規模にとどまります。468か所という数は全国の保健所の数の規模であり、センターの数ではありません。
- 4令和3年度(2021年度)の相談実績は電話相談より来所相談の方が多い。:精神保健福祉センターの相談の実績は、来所による相談よりも電話による相談の件数の方が多くなっています。来所相談の方が多いという記述は、出題当時に公表されていた実績の傾向と合いません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問17(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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