2023年9月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問26
金融資産運用
TTSに関する問題
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以下の<条件>で、円貨を米ドルに交換して米ドル建て定期預金に10,000米ドルを預け入れ、満期時に米ドルを円貨に交換して受け取る場合における円ベースでの利回り(単利・年率)として、最も適切なものはどれか。なお、税金については考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。
<条件>
・預入期間 1年
・預金金利 3.00%(年率)
・為替予約なし
・為替レート(米ドル/円)
| TTS | TTB | |
|---|---|---|
| 預入時 | 130.00円 | 129.00円 |
| 満期時 | 135.00円 | 134.00円 |
- 13.17%
- 24.79%
- 36.17%
- 47.79%
答えと解説
✓ これが正解36.17%
解説
預入はTTS、満期はTTBで換算して計算すると6.17%です。
この問は、外貨預金の円ベースでの利回りを、為替レートの使い分け(TTSとTTB)を含めて計算できるかを問うものです。
円を米ドルに換えるときは、金融機関が顧客にドルを売るレートであるTTSを使い、米ドルを円に戻すときは、顧客からドルを買うレートであるTTBを使います。
預入時に必要な円は、10,000米ドル×130.00円(預入時TTS)=1,300,000円です。満期時の元利合計は、10,000米ドル×(1+0.03)=10,300米ドルで、円に戻すと10,300米ドル×134.00円(満期時TTB)=1,380,200円です。円での利益は1,380,200円−1,300,000円=80,200円なので、預入期間1年の利回りは80,200円÷1,300,000円×100=6.169…%です。小数点以下第3位を四捨五入して6.17%となり、これが正解です。
これは、外貨預金は預入時と満期時の両方で為替の手数料を含むレートで換算し、その結果を元の円の額と比べるという考え方です。円から外貨はTTS、外貨から円はTTB、と向きで覚えておくと換算の取り違えを防げます。
ほかの選択肢の解説
- 13.17%:3.17%は、正しく計算した6.17%から預金金利の3.00%を差し引いた数字と一致します。満期時の元利合計には利息を含めて円に換算するので、利息分を除く理由はなく、この値は誤りです。
- 24.79%:4.79%は、預入時にTTB(129.00円)、満期時にTTS(135.00円)を使った7.79%から、さらに金利3.00%を差し引いた数字と一致します。換算レートの使い方も利息の扱いも誤っており、この値は誤りです。
- 47.79%:預入時にTTBの129.00円、満期時にTTSの135.00円を使うと、10,300×135÷(10,000×129)−1=7.79%になります。円をドルに換えるときはTTS、ドルを円に戻すときはTTBなので、レートが逆で誤りです。
出典:2023年9月 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問26(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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