(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問27
金融資産運用
TTSに関する問題
下記の〈条件〉で、円貨を米ドルに交換して米ドル建定期預金に10,000米ドルを預け入れ、満期時に元利金の米ドルを円貨に交換して受け取る場合における利回り(単利・年率)として、最も適切なものはどれか。なお、税金については考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。
〈条件〉
・預入期間:1年
・預金金利:3.00%(年率)
・為替予約なし
・為替レート(米ドル/円)
預入時…TTS:140.00円 TTB:139.00円
満期時…TTS:145.00円 TTB:144.00円
- 15.94%
- 26.68%
- 36.71%
- 47.45%
答えと解説を見る
✓ これが正解15.94%
解説
預入はTTS、受取りはTTBで円に換算し、利回りは5.94%です。
外貨預金の円ベースの利回りは、預け入れるときと受け取るときに、それぞれどの為替レートを使うかが要点です。円を外貨に替えるときは金融機関が外貨を売るレートであるTTSを、外貨を円に替えるときは金融機関が外貨を買うレートであるTTBを使います。
預入時は、10,000米ドル×140.00円(TTS)=140万円を払い込みます。1年後の元利金は、10,000米ドル×(1+0.03)=10,300米ドルで、これを満期時のTTB144.00円で円に替えると、10,300米ドル×144.00円=148万3,200円です。
円で見た収益は148万3,200円-140万円=8万3,200円なので、利回りは8万3,200円÷140万円×100=5.942…%となり、小数点以下第3位を四捨五入して5.94%です。これが正解です。
円から外貨へはTTS、外貨から円へはTTB、と両替の向きで使うレートを決めておけば、他の値と取り違えずに計算できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 26.68%:満期時の換算にもTTSの145.00円を使った値です。10,300米ドル×145.00円=149万3,500円となり、140万円に対する利回りは6.678…%で6.68%になります。外貨を円に替えるときはTTBを使います。
- 36.71%:預入時の換算にTTBの139.00円を使った値です。払込額を139万円とすると、148万3,200円との差9万3,200円の利回りは6.705…%で6.71%になります。円を外貨に替えるときはTTSを使います。
- 47.45%:預入時にTTBの139.00円、満期時にTTSの145.00円と、使うレートを両方とも逆にした値です。149万3,500円-139万円=10万3,500円を139万円で割ると7.446…%で、7.45%になります。
出典:2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問27(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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