令和元年度 秋期 午前 問63
システム戦略
ビッグデータの特徴に沿った取扱い
企業がマーケティング活動に活用するビッグデータの特徴に沿った取扱いとして,適切なものはどれか。
- アソーシャルメディアで個人が発信する商品のクレーム情報などの,不特定多数によるデータは処理の対象にすべきではない。
- イ蓄積した静的なデータだけでなく,Web サイトのアクセス履歴などリアルタイム性の高いデータも含めて処理の対象とする。
- ウデータ全体から無作為にデータをサンプリングして,それらを分析することによって全体の傾向を推し量る。
- エデータの正規化が難しい非構造化データである音声データや画像データは,処理の対象にすべきではない。
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✓ これが正解イ蓄積した静的なデータだけでなく,Web サイトのアクセス履歴などリアルタイム性の高いデータも含めて処理の対象とする。
解説
貯めた分だけでなく、いま届いている分も処理の対象にします。
ビッグデータの特徴は、量の多さだけではありません。種類の幅と、届く速さも合わせて特徴とされています。ですから扱い方も、その三つに合ったものになります。貯めておいた動かない記録だけを見るのでは、速さを生かせません。閲覧の履歴のように次々と届くものも、その場で対象に含めます。正解の肢が述べているのは、まさにこの扱い方です。種類の幅についても、整った表の形でないものを外す理由はありません。音声や画像は整理しにくいものの、そこにしかない手がかりがあります。不特定多数が書き込む苦情も、傾向を読むうえでは貴重な材料です。また、全部を扱えるようになったので、一部を抜き出す必要も薄れました。抜き出しは、扱える量に限りがあった時代の工夫です。何を外さないかで、この分野の扱い方は決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アソーシャルメディアで個人が発信する商品の…:不特定多数が発信する苦情を対象から外すと述べています。数が多く整っていない情報こそ、この分野が得意とするものです。外せば市場の生の声が落ちます。発信元が個人であることは、外す理由になりません。量の多さこそ手がかりです。
- ウデータ全体から無作為にデータをサンプリン…:全体から一部を抜き出して傾向を推し量ると述べています。扱える量に限りがあった時代の工夫です。いまは全部を対象にできるので、抜き出す必要が薄れました。抜き出すと、まれにしか起きない事柄を取り逃がします。まれな例ほど落ちやすくなります。
- エデータの正規化が難しい非構造化データであ…:整った形にしにくい音声や画像を対象から外すと述べています。種類の幅は、この分野の特徴そのものです。扱いにくさは、外す理由になりません。画像や音声を読み解く技術も広く使われています。形が不定でも意味は取れます。
この問題の用語
- ビッグデータ量が多く、種類もさまざまで、次々に発生し続けるデータのまとまり。これまでのやり方では扱いきれない規模になります。
- サンプリング全体から一部を抜き出して調べ、全体の傾向を推し量る方法です。全部を調べるより手間が少なく、品質管理や監査、統計調査で使われます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問63
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 科目A 問18:HRテックの説明(ビッグデータ)
- 令和6年度 科目A 問15:非構造化データに関する問題(ビッグデータ)
- 平成31年度 春期 午前 問64:ビッグデータに関する問題(ビッグデータ)
- 平成31年度 春期 午前 問25:サンプリングに関する問題(サンプリング)
- 平成28年度 春期 午前 問4:このときのサンプリング間隔(サンプリング)
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