平成26年度 春期 午前 問67
経営戦略マネジメント
戦略目標とする企業
コトラーの競争戦略によると,業界でのシェアは高くないが,特定の製品・サービスに経営資源を集中することで,収益を高め,独自の地位を獲得することを戦略目標とする企業はどれか。
- アマーケットチャレンジャ
- イマーケットニッチャ
- ウマーケットフォロワ
- エマーケットリーダ
答えと解説を見る
✓ これが正解イマーケットニッチャ
解説
狭い市場に集中して独自の地位を得る位置取りです。
コトラーの競争戦略では、業界の中で企業が取る位置取りをシェアの高さと戦略目標で四つに分けます。設問はその四つのうち、シェアが高くはないが特定の製品やサービスに経営資源を集中し、独自の地位を得ようとする企業を尋ねています。判定の軸は、シェアが高いか低いかと、独自の地位を狙うかどうかの二つです。まずシェアの語で二分すると候補が二つに絞られ、続いて独自の地位を狙うかで一つに決まります。四つの選択肢はいずれもマーケットで始まる語で、位置取りの違いを表しています。名前の由来を思い出すと、集中して独自の地位を目指す位置取りの語には、隙間という意味が含まれています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アマーケットチャレンジャ:マーケットチャレンジャは、業界内で上位に位置しながらリーダに挑む企業を指します。シェアが低いという条件に当てはまらず、独自の地位に集中するというより、差別化して奪いにいく点で位置取りが異なります。
- ウマーケットフォロワ:マーケットフォロワは、シェアが高くない企業が上位企業を模倣し、費用を抑えて生き残る位置取りを指します。シェアが低い点までは合致しますが、独自の地位を狙うのではなく、後を追う点で異なります。
- エマーケットリーダ:マーケットリーダは、業界で最上位に位置し、市場全体を大きくすることや全方位での守りを重視する企業を指します。シェアが高くはないという条件に真っ向から反しており、特定領域への集中もこの位置取りの主眼ではありません。
出典:平成26年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問67
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)