平成27年度 春期 午前 問70
経営戦略マネジメント
ナレッジマネジメントの説明
ナレッジマネジメントを説明したものはどれか。
- ア企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をできるだけ少なくしたフラット型の組織構造によって経営を行う。
- ウ優れた業績を上げている企業との比較分析から,自社の経営革新を行う。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う。
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✓ これが正解ア企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。
解説
社内の知識を共有して問題解決力を高める経営の考え方です。
ナレッジマネジメントは、組織の中で人が持っている知識や、業務を通じて得られた気づきを、みんなで使える形に整えて共有し、組織全体の力にする経営の考え方です。個人の頭の中や特定の部門の中で閉じていた知識を、書き出し、まとめ、探し出せる状態にすることで、次に同じような状況に出会った人がそれを土台にして動けるようになります。判定の軸は、その経営が何を対象にして力を高めようとしているかの一点です。対象が知識であり、それを共有することで組織全体の問題解決力の底上げを狙うものが、この考え方にあたります。組織の階層構造そのものを変えるやり方や、他社との比較から自社を作り変えるやり方、自社独自の強みだけを核に据えるやり方は、それぞれ別の経営の呼び名で語られるもので、対象が違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ迅速な意思決定のために,組織の階層をでき…:組織の階層をできるだけ少なくしたフラットな組織構造によって迅速な意思決定を狙う内容です。組織のかたちそのものを変える方向の話で、知識の共有を軸にする考え方とは対象が違います。
- ウ優れた業績を上げている企業との比較分析か…:優れた業績を上げている企業との比較分析から自社の経営革新を行う内容です。他社を物差しにする取り組みで、社内の知識を集めて共有する枠組みとは着眼点がずれています。
- エ他社にはまねのできない,企業独自のノウハ…:他社にはまねのできない、企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う内容です。自社の中核の能力に絞る考え方の話で、知識を組織全体に広げる方向とは向きが違います。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成27年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問70
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