平成25年度 春期 午前 問17
データベース
フラグメンテーションに関する問題
アプリケーションの変更をしていないにもかかわらず,サーバのデータベース応答性能が悪化してきたので,表のような想定原因と,特定するための調査項目を検討した。調査項目 c として,適切なものはどれか。
〔表〕
| 想定原因 | 調査項目 |
|---|---|
| ・同一マシンに他のシステムを共存させたことによる負荷の増加 ・接続クライアント数の増加による通信量の増加 | a |
| ・非定型検索による膨大な処理時間を要する SQL 文の発行 | b |
| ・フラグメンテーションによるディスク I/O の増加 | c |
| ・データベースバッファの容量の不足 | d |
- ア遅い処理の特定
- イ外的要因の変化の確認
- ウキャッシュメモリのヒット率の調査
- エデータの格納状況の確認
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✓ これが正解エデータの格納状況の確認
解説
フラグメンテーションはデータの格納状況で調べます。
この表は、想定した原因ごとに、それを確かめるための調査項目を並べたものです。ですから空欄に入るのは、同じ行に書かれた原因に直接結びつく調べ方です。求められている行の原因は、フラグメンテーションによるディスクの入出力の増加です。フラグメンテーションは、データが連続した領域に置かれず散らばってしまう状態を指します。散らばっているかどうかは、データが実際にどのように置かれているかを見れば分かります。判定の軸は二つで、その調べ方が対象の行の原因と噛み合っているかと、表の別の行が引き受けるべき調べ方を拾っていないかを見ます。四つの調査項目は四つの行に一つずつ対応するので、他の行にも当てはめて余りが出ないことを確かめられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア遅い処理の特定:処理に長い時間がかかっている箇所を突き止める調べ方です。膨大な処理時間を要する検索の発行を疑う行が引き受けるもので、データの散らばりを確かめる手ではありません。
- イ外的要因の変化の確認:自分のシステムの外側で起きた変化を確かめる調べ方です。同じマシンに他のシステムを共存させたことや、接続するクライアントが増えたことを疑う行に対応します。
- ウキャッシュメモリのヒット率の調査:読み込んだ内容をどれだけ再利用できているかを測る調べ方です。データベースバッファの容量が足りているかを疑う行に対応するもので、置かれ方の話ではありません。
この問題の用語
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:平成25年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問17(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
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