平成28年度 秋期 午前 問17
ソフトウェア
仮想記憶に関する問題
仮想記憶システムにおいて主記憶の容量が十分でない場合,プログラムの多重度を増加させるとシステムのオーバヘッドが増加し,アプリケーションのプロセッサ使用率が減少する状態を表すものはどれか。
- アスラッシング
- イフラグメンテーション
- ウページング
- エボトルネック
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✓ これが正解アスラッシング
解説
主記憶不足で入替えに追われるスラッシングです。
仮想記憶では、主記憶に載りきらない部分を補助記憶へ追い出し、必要になったら読み戻します。主記憶が足りないところへ同時に走らせるプログラムを増やすと、それぞれが必要とする領域を奪い合い、追い出しと読み戻しが際限なく繰り返されるようになります。こうなると処理装置は入替えの世話にばかり時間を使うことになり、本来の処理に回せる割合が下がります。設問が述べているのはこの状態で、スラッシングと呼ばれます。手がかりは二つあります。一つは、多重度を増やしたのに性能が落ちるという逆転が起きていること、もう一つは、時間の使い道が本来の処理から入替えの世話へ移っていることです。この二つがそろっている状態を名指す語を選びます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イフラグメンテーション:フラグメンテーションは、確保と解放を繰り返すうちに空き領域が細切れになり、まとまった大きさを取りにくくなることを指す語です。領域の並び方についての話で、多重度を増やしたときの性能低下を名指す語ではありません。
- ウページング:ページングは、記憶を一定の大きさに区切って出し入れするやり方を指す語です。仮想記憶を成り立たせている仕組みそのものであり、その出し入れが過剰になって性能が落ちた状態を指す語ではありません。
- エボトルネック:ボトルネックは、全体の性能を頭打ちにしている一番細い部分を指す語です。どこが足を引っ張っているかを言い表す広い呼び方であって、設問が述べているような特定の状態を名指す語ではありません。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問17
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