令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問13
ネットワーク
TCPに関する記述
TCPに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アOSI基本参照モデルのネットワーク層の機能である。
- イウィンドウ制御の単位は,バイトではなくビットである。
- ウ確認応答がない場合は再送処理によってデータ回復を行う。
- エデータの順序番号をもたないので,データは受信した順番のままで処理する。
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✓ これが正解ウ確認応答がない場合は再送処理によってデータ回復を行う。
解説
TCPは確認応答がなければ再送して、データを回復します。
TCP は OSI 基本参照モデルのトランスポート層に当たるプロトコルで、信頼性のある通信を提供します。送信側は、受信側から確認応答が返ってくるのを待ち、一定時間内に返ってこなければ、そのデータが届かなかったものとして再送します。この仕組みによって、途中でデータが失われても回復できます。ほかにも、データに順序番号を付けて受信側で並べ直す仕組みや、受信側の余裕に合わせて送る量を調整するウィンドウ制御を備えています。選択肢を見るときは、TCP が信頼性を確保するための仕組みと合っているかを確かめます。TCP は届いたかを確かめ、届かなければ送り直す、と覚えておくと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アOSI基本参照モデルのネットワーク層の機…:TCP は OSI 基本参照モデルのトランスポート層の機能に当たります。ネットワーク層に当たるのは IP であり、TCP を同じ層に置いている点が誤りです。
- イウィンドウ制御の単位は,バイトではなくビ…:TCP のウィンドウ制御は、確認応答を待たずに送れるデータの量をバイト単位で扱います。単位がビットだとする説明は逆で、TCP の仕組みとは合いません。
- エデータの順序番号をもたないので,データは…:TCP はデータに順序番号を付けており、受信側は届いた順番が前後してもこの番号を使って正しい順に並べ直します。順序番号をもたないという説明は、TCP の性質と反対です。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- トランスポート層相手の機器の中で、どのアプリに渡すかを決める層です。ポート番号で見分けるのがこの層で、TCPとUDPが代表です。
- ネットワーク層相手のIPアドレスを見て、どの経路で届けるかを決める層です。ルータやIPsecがここで働き、アプリを見分けるポート番号は一つ上の層です。
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問13(TCP)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問18:ネットワーク層に関する問題(ネットワーク層)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問15:これらのコネクションの説明(TCP)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問15:ICMPの機能(ネットワーク層)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問6:ロードバランサに関する問題(トランスポート層)
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