令和5年度上期第二種電気工事士学科試験(午後)(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
電圧降下に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
- イ2rI
- ロ3rI
- ハrI
- ニ√3rI
答えと解説
✓ これが正解ハrI
解説
中性線が0 Aなら、降下は電線1本ぶんのrIです。
単相3線式は、2本の電圧線と1本の中性線でできていて、負荷が両側でそろっていれば中性線には電流が流れません。この問題は、中性線が0 A の場合です。
電圧降下は、電線の抵抗×電流で求めます。中性線は電流が0 A なので、降下も r×0=0 V です。電圧線には、行きにも帰りにも I[A]が流れますが、電源の上の線と中性線の間の電圧Vsと、負荷側の電圧Vrの差に関わるのは、上の線1本ぶんだけです。そのため、Vs-Vr=r×I=rI となります。下側も同じで、片側ぶんの降下だけを数えます。
往復2本を数えて2rI とするのは、単相2線式の場合です。覚え方は、単相3線式で負荷が平衡していれば、電圧降下は電線1本ぶんの rI、です。
ほかの選択肢の解説
- イ2rI:2rIは、行きと帰りの2本の電線がどちらも降下を生じる単相2線式の式です。この回路は中性線の電流が0 Aで、片側の電圧の差に関わる電線は1本だけなので、合いません。
- ロ3rI:3rIは、3本の電線の抵抗を全部足して電流を掛けた形です。中性線は電流がなく降下も生じず、上の線と中性線の電圧の差にも電線1本ぶんしか入らないので誤りです。
- ニ√3rI:√3rIは、三相3線式の電圧降下に出てくる式です。三相では線間の位相がずれているため√3が付きますが、この単相3線式の回路には位相のずれがなく、付きません。
出典:令和5年度上期第二種電気工事士学科試験(午後) 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)
![1φ3W電源の上の線と中性線の間,中性線と下の線の間の電圧はそれぞれVs。3本の電線にそれぞれr[Ω]の抵抗があり,上の線にI[A]が負荷へ向かって流れ,下の線にI[A]が電源へ向かって流れ,中性線は0 A。負荷側では上の線と中性線の間,中性線と下の線の間にそれぞれ抵抗負荷があり,その両端の電圧はそれぞれVr](/denko2/fig/2023r05kp-q007-1.png)