令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前)(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
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図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.05 Ωのとき,a-b 間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ100
- ロ101
- ハ102
- ニ103
答えと解説
✓ これが正解ニ103
解説
中性線に電流0、上の線の降下1 Vなので 104-1=103 V です。
単相3線式で、上下の負荷の電流が同じ(平衡)ときは、中性線(真ん中の線)に電流が流れません。そのため中性線では電圧降下が生じず、外側の2本の線だけで電圧降下を考えます。
図では上下とも20 A で、電線1本の電気抵抗は0.05 Ω です。上の線の電圧降下は 0.05×20=1 V で、電源の上の線と中性線の間の電圧は104 V ですから、a-b間の電圧は 104-1=103 V になります。中性線には電流が流れないので、b点は電源側の中性線と同じ電位で、ここでは電圧降下が起きません。
下側の負荷も同じ計算で 103 V となり、両側がそろいます。
覚え方は、平衡した単相3線式では中性線の電圧降下は0 V、外側の線1本分だけ引く、です。
ほかの選択肢の解説
- イ100:100 V は、104 V から4 V を引いた値です。この回路で電圧降下が生じるのは電流が流れる上の線の 0.05×20=1 V だけなので、4 V も引く根拠が図にありません。
- ロ101:101 V は、104 V から3 V、つまり3本の電線すべてに1 V ずつ降下があるとして引いた値です。しかし中性線には電流が流れず降下は0 V なので、引く量が多すぎます。
- ハ102:102 V は、上の線と中性線の2本それぞれに1 V の降下があるとして 104-2 とした値です。平衡した回路では中性線に電流が流れないので、降下は上の線の1 V だけです。
出典:令和3年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前) 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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