2019年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問15
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
太陽光発電設備に関する問題
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系統連系型の小出力太陽光発電設備において,使用される機器は。
- イ調光器
- ロ低圧進相コンデンサ
- ハ自動点滅器
- ニパワーコンディショナ
答えと解説
✓ これが正解ニパワーコンディショナ
解説
直流を交流に変える機器、パワーコンディショナを使います。
系統連系とは、太陽光発電設備を電力会社の配電線(商用電源)とつなぎ、発電した電気を家庭で使い、余った分を配電線へ送り返せるようにすることです。この設備の構成を思い浮かべて機器を選びます。
太陽電池は光を受けて直流の電気をつくりますが、家庭の電気機器や配電線は交流です。そこで、直流を交流に変え、商用電源と同じ電圧・周波数にそろえる装置が必要で、これがパワーコンディショナです。
調光器は照明の明るさを変える器具、低圧進相コンデンサは力率(電気を有効に使えている割合)を改善する機器で電動機などに付けるもの、自動点滅器は周囲の明るさで外灯などを入り切りする器具です。いずれも太陽光発電設備の構成機器ではありません。覚え方は、太陽光発電は、パワーコンディショナで直流を交流に変える、です。
出題当時は、太陽電池発電設備で出力50 kW未満のものが小出力発電設備として一般用電気工作物でした。現在は令和5年3月20日施行の電気事業法の改正(小規模事業用電気工作物の創設)により、一般用電気工作物となる太陽電池発電設備は出力10 kW未満のものだけで、10 kW以上50 kW未満は小規模事業用電気工作物です。この問の正解は変わりません。
ほかの選択肢の解説
- イ調光器:調光器は、照明の明るさを変えるための器具で、スイッチの代わりに壁などに付けます。太陽光発電の直流を交流に変える働きはないので、系統連系型の設備に使う機器ではありません。
- ロ低圧進相コンデンサ:低圧進相コンデンサは、電動機などで悪くなった力率を改善するために電路へ付ける機器です。太陽電池の出力を扱う機器ではなく、系統連系型の太陽光発電設備の構成には入りません。
- ハ自動点滅器:自動点滅器は、周囲の明るさを感じ取って外灯などを自動で入り切りする器具です。発電設備とは関係がなく、太陽光発電設備で直流を交流に変える役目も持ちません。
出典:2019年度上期第二種電気工事士筆記試験 問15(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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