平成28年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問4
電気に関する基礎理論
熱量に関する問題
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電線の接続不良により,接続点の接触抵抗が0.2 Ωとなった。この電線に15 Aの電流が流れると,接続点から1 時間に発生する熱量[kJ]は。ただし,接触抵抗の値は変化しないものとする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
- イ11
- ロ45
- ハ72
- ニ162
答えと解説
✓ これが正解ニ162
解説
発熱量はI²Rtで、15²×0.2×3600=162kJです。
電流が抵抗を流れるときに出る熱をジュール熱といいます。発熱量は、電流の2乗×抵抗×時間で求め、単位は J(ジュール)です。式にすると Q=I²Rt です。
この問では、I=15A、R=0.2Ω、時間は1時間=3600秒です。15²=225、225×0.2=45、45×3600=162000J となります。1kJ は1000J なので、162000÷1000=162kJ です。
途中の225×0.2=45は1秒あたりの発熱、つまり電力45Wです。これに時間をかけて初めて熱量になります。電流の2乗が効くので、接触不良で抵抗が増えると発熱が大きく増えます。時間は秒に直すこと、電流は2乗すること、の2点を忘れないようにします。
ほかの選択肢の解説
- イ11:11kJは、電流×抵抗×時間の15×0.2×3600=10800J、約11kJに当たります。電流を2乗せずにかけた値で、式 I²Rt に合いません。
- ロ45:45は、15²×0.2で出る電力45Wの数字そのものです。電力に時間3600秒をかけて熱量にする手順が抜けており、単位もkJではなくWです。
- ハ72:72kJは、この式のどの組合せからも導けない値です。電流の2乗と抵抗と時間3600秒をかけると162kJになり、72kJにはなりません。
出典:平成28年度上期第二種電気工事士筆記試験 問4(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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