平成27年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問12
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
零相変流器に関する問題
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漏電遮断器に内蔵されている零相変流器の役割は。
- イ地絡電流の検出
- ロ短絡電流の検出
- ハ過電圧の検出
- ニ不足電圧の検出
答えと解説
✓ これが正解イ地絡電流の検出
解説
零相変流器は地絡電流の検出に使います。
漏電遮断器は、電気が電線以外の所(大地や機器の金属部分)へ漏れる地絡を検出して、回路を切る器具です。零相変流器は、その検出を受け持つ部品です。
零相変流器は、往きと帰りの電線をまとめて輪の中に通した変流器です。正常なときは、往きの電流と帰りの電流が同じ大きさで向きが逆なので、輪の中の磁束が打ち消し合って、出力はゼロです。地絡が起こると、一部の電流が大地へ流れて、往きと帰りの電流に差が生じます。この差を零相変流器が検出し、漏電遮断器が回路を切ります。地絡電流は人が感電したときにも流れるため、早く検出して電気を止めることが安全につながります。
往きと帰りの電流の差を見る、つまり地絡電流の検出、と覚えます。短絡や電圧の異常は、別の仕組みで見分ける設計です。
ほかの選択肢の解説
- ロ短絡電流の検出:短絡電流の検出は、零相変流器の役目ではありません。短絡は電線どうしが接触して大電流が流れる現象で、往きと帰りの電流に差は出ないため、電流の大きさを見る別の仕組みが必要です。
- ハ過電圧の検出:過電圧の検出は、電圧の大きさを見る継電器の役目です。零相変流器は電流を検出する部品で、電圧そのものは測りません。電圧の異常と地絡電流の検出は別の働きです。
- ニ不足電圧の検出:不足電圧の検出も、電圧を見る継電器の役目です。零相変流器は往きと帰りの電流の差を拾う部品であり、電圧が下がったことを検出するものではないので、当てはまりません。
出典:平成27年度上期第二種電気工事士筆記試験 問12(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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