平成26年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問25
一般用電気工作物等の検査方法
接地工事に関する問題
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工場の三相200〔V〕三相誘導電動機の鉄台に施設した接地工事の接地抵抗値を測定し、接地線(軟銅線)の太さを検査した。「電気設備の技術基準の解釈」に適合する接地抵抗値〔Ω〕と接地線の太さ(直径〔mm〕)の組合せで、適切なものは。ただし、電路に施設された漏電遮断器の動作時間は、0.1秒とする。
- イ100〔Ω〕 1.0〔mm〕
- ロ200〔Ω〕 1.2〔mm〕
- ハ300〔Ω〕 1.6〔mm〕
- ニ600〔Ω〕 2.0〔mm〕
答えと解説
✓ これが正解ハ300〔Ω〕 1.6〔mm〕
解説
D種接地は500Ω以下・1.6mm以上で、300Ωと1.6mmです。
三相200V の電動機は、使用電圧が300V 以下の低圧です。その鉄台(金属製の外枠)には、D種接地工事を施します。電気設備の技術基準の解釈では、D種接地工事の接地抵抗値は100Ω 以下です。ただし、地絡(電気が漏れること)を生じたときに0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置(漏電遮断器など)を施設する場合は、500Ω 以下まで認められます。また、接地線は直径1.6mm 以上の軟銅線を使います。
問では漏電遮断器の動作時間が0.1秒で、0.5秒以内の条件を満たすので、接地抵抗値は500Ω 以下であればよいことになります。接地線は直径1.6mm 以上が必要です。
選択肢に当てはめます。300Ω・1.6mm は、どちらも条件を満たします。100Ω・1.0mm と200Ω・1.2mm は、抵抗値は適合しますが、接地線が細すぎます。600Ω・2.0mm は、線の太さは足りますが、抵抗値が500Ω を超えます。覚え方は、D種は100Ω(遮断器があれば500Ω)以下、線は1.6mm 以上、です。
ほかの選択肢の解説
- イ100〔Ω〕 1.0〔mm〕:100Ω は接地抵抗値としては適合しますが、接地線の直径1.0mm が1.6mm に満たず細すぎます。抵抗値と線の太さの両方が合う必要があるので、この組合せは適切ではありません。
- ロ200〔Ω〕 1.2〔mm〕:200Ω は500Ω 以下の条件に収まりますが、接地線の直径1.2mm は1.6mm 以上という太さの条件に届きません。線が細いため、この組合せは不適切です。
- ニ600〔Ω〕 2.0〔mm〕:接地線の直径2.0mm は太さの条件を満たしますが、600Ω は動作時間0.1秒の漏電遮断器がある場合の上限500Ω を超えます。抵抗値が外れるため不適切です。
出典:平成26年度下期第二種電気工事士筆記試験 問25(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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