令和7年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問26
一般用電気工作物等の検査方法
接地抵抗計に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
接地抵抗計(電池式)に関する記述として,誤っているものは。
- イ接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池が有効であることを確認する。
- ロ接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整をする。
- ハ接地抵抗測定の前には,接地極の地電圧が許容値以下であることを確認する。
- ニ接地抵抗測定の前には,補助極を適正な位置に配置することが必要である。
答えと解説
✓ これが正解ロ接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整をする。
解説
電池・地電圧・補助極の確認が準備で、端子間開放の調整は誤りです。
接地抵抗計は、大地に埋めた接地極と、測定のために地面に打つ2本の補助極(P極とC極)を使って、接地抵抗を測る器具です。電池式は、内蔵の電池で測定用の電流を作ります。測定の前にすることを、肢の中身で比べます。
電池が有効かどうかの確認は、電池が弱ると正しい値が出ないので、使う前の基本です。接地極の地電圧とは、接地極と大地の間にもともと生じている電圧のことで、これが大きいと指示が乱れるため、許容値以下かを先に確かめます。補助極は、接地極と一直線上の適正な位置に打つことで正しく測れるので、位置の配置が必要です。この3つは、どれも測定前の準備として正しい記述です。
誤っているのは、端子間を開放して測定し、指示計の零点を調整するとした肢です。接地抵抗計は、接地極と補助極の間に測定用の電流を流して測る器具なので、端子間を開放すると電流の通る道ができず、その状態で測って零点を合わせることはできません。端子を開放して零点を合わせる手順は、接地抵抗計の準備には無い操作です。
覚え方は、使用前の確認は電池・地電圧・補助極の位置、の3点です。
ほかの選択肢の解説
- イ…抵抗計の電池が有効であることを確認する。:電池が有効であることの確認は、電池式の接地抵抗計では最初に行う点検です。電池が消耗していると正しい指示が得られないので、この記述は正しく、誤りではありません。
- ハ…極の地電圧が許容値以下であることを確認する。:接地極の地電圧が許容値以下かの確認は、測定前に行います。地電圧が大きいと指示が不安定になり、測定値が狂うため、この記述は正しい内容で、誤りではありません。
- ニ接地抵抗測定の前には,補助極を適正な位置に配置することが必要である。:補助極を接地極と一直線上の適正な位置に置くことは、測定の前提です。置く位置が悪いと測定値が変わってしまうので、この記述は正しく、誤りではありません。
出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問26(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)