平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問21
電気工事の施工方法
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単相100〔V〕の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で、不適切なものは。
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ電線の引張強さが15〔%〕減少した。
- ハ差込形コネクタによる終端接続で、ビニルテープによる絶縁は行わなかった。
- ニ電線の電気抵抗が5〔%〕増加した。
答えと解説
✓ これが正解ニ電線の電気抵抗が5〔%〕増加した。
解説
電線の電気抵抗を増加させる接続は不適切で、5〔%〕増加は認められません。
電線どうしを接続するときの基本の決まりは、接続部分で電気抵抗を増加させないこと、絶縁性能を下げないこと、断線のおそれがないようにすることです。接続で抵抗が増えると、その部分が熱を持つおそれがあるためです。
この問の電気抵抗が5〔%〕増加する接続は、電気抵抗を増加させないという決まりに反しているので、不適切です。許されるのは、抵抗が増えない接続です。
他の記述は適切です。接続部分を、絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆することは、決まりに沿っています。電線の引張強さは、接続によって20〔%〕以上減少させてはならないので、15〔%〕の減少は範囲内です(20〔%〕は一般に知られた値で、解釈での確認は未了)。差込形コネクタによる終端接続は、コネクタ自体が絶縁された構造なので、ビニルテープを巻かなくても認められます。覚え方は、接続で電気抵抗は増やさない、引張強さは20〔%〕以上減らさない、です。
ほかの選択肢の解説
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。:絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力があるもので接続部分を十分に包むのは、決まりに沿った方法です。絶縁性能を保つための措置なので、不適切ではありません。
- ロ電線の引張強さが15〔%〕減少した。:電線の引張強さの減少が15〔%〕であれば、20〔%〕以上の減少を認めない決まりの範囲内です。不適切といえるのは20〔%〕以上減らしたときで、この記述は適切です。
- ハ差込形コネクタによる終端接続で、ビニルテープによる絶縁は行わなかった。:差込形コネクタは、電線を差し込む部分が絶縁物で覆われた構造です。コネクタで終端接続した場合は、さらにビニルテープを巻かなくても、絶縁は確保されるので適切です。
出典:平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験 問21(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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