平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問19
電気工事の施工方法
絶縁電線に関する問題
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単相100〔V〕の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で、不適切なものは。
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ電線の引張強さが15〔%〕減少した。
- ハ終端部を圧着接続するのにリングスリーブE形を使用した。
- ニ電線の電気抵抗が10〔%〕増加した。
答えと解説
✓ これが正解ニ電線の電気抵抗が10〔%〕増加した。
解説
電線の電気抵抗が増える接続は不適切です。
電線を接続するときの基本は、接続部分で電気抵抗を増やさないこと、絶縁性能を下げないこと、断線のおそれをなくすことです。電気設備に関する技術基準を定める省令の第7条が、この考え方を定めています。
電気抵抗が増えると、接続部で熱が出て、火災の原因になります。そのため、電線の電気抵抗が10〔%〕増加する接続は不適切です。一方、引張強さについては、接続によって20〔%〕以上減らさないことが目安で、15〔%〕の減少は許される範囲です。絶縁は、元の絶縁物と同等以上の効力のもので十分に被覆します。終端部の接続にリングスリーブE形を使い、圧着する方法も、適切な接続です。
覚え方は、抵抗は増やさない、引張強さは2割以上は減らさない、絶縁は同等以上、の3点です。
ほかの選択肢の解説
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。:接続部は、元の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に覆う決まりです。この記述はその内容どおりで、適切な接続なので、不適切なものを選ぶ設問の答えになりません。
- ロ電線の引張強さが15〔%〕減少した。:電線の接続では、引張強さを20〔%〕以上減らさないことが求められます。15〔%〕の減少はこの範囲に収まるため、不適切とはいえず、この記述は適切なほうです。
- ハ終端部を圧着接続するのにリングスリーブE形を使用した。:リングスリーブE形は、電線の終端部を重ねて圧着接続する器具です。単相100〔V〕の屋内配線で、終端の接続にこれを使うのは正しい使い方なので、適切な接続です。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問19(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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