平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問22
電気工事の施工方法
ルームエアコンに関する問題
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店舗付き住宅の屋内に三相3線式200〔V〕、定格消費電力2.5〔kW〕のルームエアコンを施設した。このルームエアコンに電気を供給する電路の工事方法として、適切なものは。ただし、配線は接触防護措置を施し、ルームエアコン外箱等の人が触れるおそれがある部分は絶縁性のある材料で堅ろうに作られているものとする。
- イ専用の過電流遮断器を施設し、合成樹脂管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- ロ専用の電磁接触器を施設し、金属管工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。
- ハ専用の配線用遮断器を施設し、金属管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- ニ専用の漏電遮断器(過負荷保護付)を施設し、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。
答えと解説
✓ これが正解ニ専用の漏電遮断器(過負荷保護付)を施設し、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。
解説
三相200〔V〕のエアコンは、専用の漏電遮断器を付け、直接接続とします。
住宅の屋内では、感電の危険を減らすため、電路の対地電圧(電線と大地との間の電圧)を低く抑えるのが原則です。ただし、消費電力の大きいルームエアコンのような機器は、三相200〔V〕のような高い電圧のまま使えます。そのための条件が定められています(解釈の該当条文は未確認)。
その条件は、エアコン専用の過電流遮断器を設けること、地絡(漏電)を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を設けること、配線を合成樹脂管工事・金属管工事・ケーブル工事などの決められた工事方法で行い、コンセントを使わず機器に直接接続することです。専用の漏電遮断器(過負荷保護付)は、過電流の遮断と漏電の遮断の両方を1台で受け持ちます。この記述は、漏電遮断器を施設し、ケーブル工事で配線し、直接接続しているので条件に合います。
コンセントを使った肢は、直接接続に反します。電磁接触器だけの肢は、モーターなどの入り切りに使う器具で、過電流や漏電から守る遮断器の役目を果たしません。覚え方は、200〔V〕の大きな機器は、専用の漏電遮断器、直接接続です。
ほかの選択肢の解説
- イ専用の過電流遮断器を施設し、合成樹脂管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。:コンセントを使ってエアコンと接続する点が条件に反します。この種の機器は、プラグの抜き差しではなく、配線を直接つなぐ決まりです。漏電を遮断する装置もありません。
- ロ専用の電磁接触器を施設し、金属管工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。:電磁接触器は、電動機などを入り切りする器具で、過電流や漏電を検出して切る遮断器ではありません。専用の過電流遮断器と、漏電遮断の装置がなく、条件に合いません。
- ハ専用の配線用遮断器を施設し、金属管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。:専用の配線用遮断器と金属管工事はよいものの、コンセントで接続している点が条件に反します。漏電を遮断する装置も施設しておらず、全体として条件を満たしません。
出典:平成26年度上期第二種電気工事士筆記試験 問22(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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