令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問12
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
許容電流に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
許容電流から判断して,公称断面積0.75 mm²のゴムコード(絶縁物が天然ゴムの混合物)を使用できる最も消費電力の大きな電熱器具は。ただし,電熱器具の定格電圧は100 V で,周囲温度は30 ℃以下とする。
- イ150 W の電気はんだごて
- ロ600 W の電気がま
- ハ1 500 W の電気湯沸器
- ニ2 000 W の電気乾燥器
答えと解説
✓ これが正解ロ600 W の電気がま
解説
0.75 mm²のゴムコードは7 A、100 Vで700 Wまでです。
コードには、長く流し続けても温度が上がりすぎない許容電流が、太さと絶縁物の種類ごとに決まっています。公称断面積0.75 mm² のゴムコード(絶縁物が天然ゴムの混合物、周囲温度30 ℃以下)の許容電流は7 A です。
次に、電熱器具の電流を、電力÷電圧で求めます。100 V なので、150 W は1.5 A、600 W は6 A、1 500 W は15 A、2 000 W は20 A です。7 A 以下に収まるのは150 W と600 W で、そのうち消費電力が大きいのは600 Wの電気がまです。1 500 W や2 000 W の器具に使うと、許容電流を超えてコードが過熱するおそれがあります。
覚え方は、電流=電力÷100 で器具の電流を出し、コードの許容電流と比べることです。0.75 mm² は7 A、つまり100 V で700 W が上限の目安です。
ほかの選択肢の解説
- イ150 W の電気はんだごて:150 Wは電流が1.5 Aで、このコードで使えます。ただし問いは使える器具のうち最も消費電力が大きいものなので、600 Wの電気がまのほうが大きく、答えにはなりません。
- ハ1 500 W の電気湯沸器:1 500 Wを100 Vで使うと15 Aです。7 Aの許容電流の2倍を超える電流が流れ、コードが過熱して絶縁物を傷めるおそれがあるため、使えません。
- ニ2 000 W の電気乾燥器:2 000 Wを100 Vで使うと20 Aです。許容電流7 Aの約3倍の電流になり、コードが危険な温度まで上がるおそれがあります。使用できないほうの器具です。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問12(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)