平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問27
一般用電気工作物等の検査方法
漏えい電流に関する問題
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使用電圧が低圧の電路において、絶縁抵抗測定が困難であったため、使用電圧が加わった状態で漏えい電流により絶縁性能を確認した。「電気設備の技術基準の解釈」に定める絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値〔mA〕は。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ1
- ニ2
答えと解説
✓ これが正解ハ1
解説
使用電圧が加わった状態の漏えい電流は、1〔mA〕以下で良好と判断。
低圧電路の絶縁性能は、ふつう絶縁抵抗計で測った絶縁抵抗の値で確かめます。ただし、電路を停電できず絶縁抵抗を測れないときのために、電気設備の技術基準の解釈には、使用電圧が加わった状態のまま漏えい電流を測って確かめる方法が用意されています。漏えい電流とは、絶縁物を通って大地へ漏れていく微小な電流のことです。
この方法で絶縁性能があると判断できる上限が1〔mA〕です。目安として、対地電圧100〔V〕の電路で絶縁抵抗が最小値の0.1〔MΩ〕のとき、流れる電流は100〔V〕÷100000〔Ω〕=0.001〔A〕=1〔mA〕となります。絶縁抵抗の最小値と数字の筋が通っていることを確かめておくと忘れにくくなります。
したがって1〔mA〕以下が正解です。0.1や0.2は絶縁抵抗の最小値に出てくる数字と紛らわしいので、単位が〔mA〕であることに注意しましょう。覚え方は、漏えい電流は1〔mA〕以下、絶縁抵抗は対地電圧150〔V〕以下なら0.1〔MΩ〕以上、の組です。
ほかの選択肢の解説
- イ0.1:0.1〔mA〕を上限とする決まりではありません。0.1という数字は、絶縁抵抗の最小値である0.1〔MΩ〕と混同しやすいものですが、単位が違い、漏えい電流の基準は1〔mA〕以下です。
- ロ0.2:0.2〔mA〕も漏えい電流の上限ではありません。0.2は対地電圧が150〔V〕を超える電路の絶縁抵抗0.2〔MΩ〕と数字が同じだけで、単位が別の量です。判断できる上限は1〔mA〕です。
- ニ2:2〔mA〕は、絶縁性能があると判断できる漏えい電流の上限1〔mA〕を超えています。1〔mA〕を超えて漏れている電路は、基準を満たす絶縁性能があるとは判断できません。
出典:平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験 問27(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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