平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問26
一般用電気工作物等の検査方法
絶縁抵抗に関する問題
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単相3線式100/200 Vの屋内配線において、開閉器又は過電流遮断器で区切ることができる電路ごとの絶縁抵抗の最小値として、「電気設備に関する技術基準を定める省令」に規定されている値〔MΩ〕の組合せで、正しいものは。
- イ電路と大地間 0.2 電線相互間 0.4
- ロ電路と大地間 0.2 電線相互間 0.2
- ハ電路と大地間 0.1 電線相互間 0.2
- ニ電路と大地間 0.1 電線相互間 0.1
答えと解説
✓ これが正解ニ電路と大地間 0.1 電線相互間 0.1
解説
低圧電路の絶縁抵抗は、対地電圧150〔V〕以下なら0.1〔MΩ〕以上。
低圧電路の絶縁抵抗の最小値は、電気設備に関する技術基準を定める省令の第58条に表で決められています。絶縁抵抗とは、電線を包む絶縁物が電気をどれだけ通しにくいかを表す値で、大きいほど安全です。表は使用電圧で区切られ、300〔V〕以下のものは、さらに対地電圧(接地式の電路では電線と大地との間の電圧)が150〔V〕以下かどうかで分かれます。
単相3線式100/200〔V〕は中性線を接地しているので、電線と大地との間の電圧は100〔V〕で、150〔V〕以下の区分に入ります。この区分の値は0.1〔MΩ〕以上です。0.2〔MΩ〕は対地電圧が150〔V〕を超え300〔V〕以下の電路、0.4〔MΩ〕は300〔V〕を超える電路の値です。また条文は、電線相互間と電路と大地との間を同じ表で扱っているため、電線相互間も0.1〔MΩ〕になります。
以上から、電路と大地間も電線相互間も0.1〔MΩ〕とする組合せが正解です。覚え方は、対地電圧150〔V〕以下は0.1、300〔V〕以下で150〔V〕超は0.2、300〔V〕超は0.4と、値が倍々に増えると押さえることです。
ほかの選択肢の解説
- イ電路と大地間 0.2 電線相互間 0.4:大地間を0.2〔MΩ〕、電線相互間を0.4〔MΩ〕とする組合せです。0.2は対地電圧が150〔V〕を超える区分、0.4は300〔V〕を超える区分の値なので、100/200〔V〕の屋内配線にはどちらも当てはまりません。
- ロ電路と大地間 0.2 電線相互間 0.2:この組合せは、どちらの値も0.2〔MΩ〕としています。0.2〔MΩ〕以上を求められるのは対地電圧が150〔V〕を超える電路です。単相3線式100/200〔V〕の対地電圧は100〔V〕なので、必要以上に高い値を選んだことになります。
- ハ電路と大地間 0.1 電線相互間 0.2:大地間を0.1〔MΩ〕とする点は合っていますが、電線相互間を0.2〔MΩ〕とした点が違います。電線相互間の電圧が200〔V〕だからといって値を上げる決まりはなく、同じ表の0.1〔MΩ〕を使います。
出典:平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験 問26(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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