2019年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問25
一般用電気工作物等の検査方法
漏えい電流に関する問題
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使用電圧が低圧の電路において,絶縁抵抗測定が困難であったため,使用電圧が加わった状態で漏えい電流により絶縁性能を確認した。「電気設備の技術基準の解釈」に定める,絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値[mA]は。
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ1
- ニ2
答えと解説
✓ これが正解ハ1
解説
使用電圧が加わった状態で漏えい電流1 mA以下が基準です。
低圧電路は、絶縁抵抗計で測って絶縁性能を確かめるのが基本ですが、停電させられないなどで測定が困難な場合、技術基準の解釈では、使用電圧が加わった状態で流れる漏えい電流(絶縁物を通して漏れる微小な電流)を測る方法が認められています。
絶縁性能を有していると判断できるのは、漏えい電流が1 mA以下のときです。絶縁が劣化すると漏えい電流が増え、感電や火災の原因になるため、上限が決められています。
肢に並ぶ0.1や0.2は、省令の表に出る絶縁抵抗値の0.1 MΩ・0.2 MΩと数字が重なるので、混同しやすい点に注意します。漏えい電流は mA の単位で1 mA以下であり、1とする肢が正解です。2 mAは基準の2倍で、絶縁性能が足りません。
覚え方は、絶縁抵抗は MΩ で測って下限、漏えい電流は mA で測って上限、です。
ほかの選択肢の解説
- イ0.1:0.1 mAは1 mA以下の基準に収まる値ですが、判断できる最大値として問われているのは1 mAです。省令の表にある0.1 MΩは絶縁抵抗の下限値で、単位も意味も別の量です。
- ロ0.2:0.2 mAも基準を下回る値ですが、判断できる最大値は1 mAです。0.2 MΩは絶縁抵抗の下限値として省令の表に出てくる数字で、漏えい電流の上限とは別の量を表しています。
- ニ2:2 mAは1 mAの2倍にあたり、基準を超えています。この大きさの漏えい電流が流れる電路は、絶縁性能を有していると判断できず、最大値の答えにはなりません。
出典:2019年度上期第二種電気工事士筆記試験 問25(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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