平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問22
電気工事の施工方法
漏電遮断器に関する問題
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単相3線式100/200Vの屋内配線工事で漏電遮断器を省略できないものは。
- イ簡易接触防護措置を施してない(人が容易に触れるおそれがある)場所に施設するライティングダクトの電路
- ロ小勢力回路の電路
- ハ乾燥した場所の天井に取り付ける照明器具に電気を供給する電路
- ニ乾燥した場所に施設した、金属製外箱を有する使用電圧200〔V〕の電動機に電気を供給する電路
答えと解説
✓ これが正解イ簡易接触防護措置を施してない(人が容易に触れるおそれがある)場所に施設するライティングダクトの電路
解説
人が触れるおそれのあるライティングダクトの電路は省略不可。
漏電遮断器(地絡が生じたとき電路を自動で切る装置)を省略できる場合と、省略できない場合の区別で判断します。電気設備に関する技術基準を定める省令第15条には、電気機械器具を乾燥した場所に施設するなど、地絡による危険のおそれがない場合は、地絡遮断器などの措置をしなくてよいというただし書があります。
単相3線式100/200Vの対地電圧は100〔V〕です。乾燥した場所の天井に付ける照明器具の電路と、乾燥した場所に施設した電動機の電路は、乾燥した場所なので省略できます。小勢力回路は電圧の低い回路で、省略が認められています。これに対し、簡易接触防護措置を施していない(人が容易に触れるおそれがある)場所のライティングダクトの電路は、人が触れて感電するおそれがあるため、省略できません。
乾燥した場所の機器と低電圧の回路は省略できる、人が触れるおそれのあるライティングダクトは省略できない、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- ロ小勢力回路の電路:小勢力回路は、電圧の低い(最大使用電圧が60〔V〕以下の)回路です。感電の危険が小さいので、漏電遮断器を省略でき、省略できない例には当たりません。
- ハ乾燥した場所の天井に取り付ける照明器具に電気を供給する電路:照明器具を付ける天井が乾燥した場所であれば、地絡で危険な状態になりにくいと考えられ、その電路の漏電遮断器は省略してかまいません。答えには当たりません。
- ニ乾燥した場所に施設した、金属製外箱を有する使用電圧200〔V〕の電動機に電気を供給する電路:200〔V〕の電動機でも、単相3線式100/200Vの屋内配線では対地電圧が100〔V〕で、乾燥した場所に施設するなら漏電遮断器を省略できます。使用電圧が200〔V〕でも、省略できないものではありません。
出典:平成25年度下期第二種電気工事士筆記試験 問22(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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