平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問20
電気工事の施工方法
D種接地工事に関する問題
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D種接地工事を省略できないものは。ただし、電路には定格感度電流30〔mA〕、動作時間0.1〔秒〕の漏電遮断器が取り付けられているものとする。
- イ乾燥した場所に施設する三相200〔V〕動力配線を収めた長さ4〔m〕の金属管。
- ロ乾燥したコンクリートの床に施設する三相200〔V〕ルームエアコンの金属製外箱部分。
- ハ乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200〔V〕誘導電動機の鉄台。
- ニ乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V配線を収めた長さ8〔m〕の金属管。
答えと解説
✓ これが正解ロ乾燥したコンクリートの床に施設する三相200〔V〕ルームエアコンの金属製外箱部分。
解説
乾燥したコンクリート床のエアコン外箱は省略できません。
三相200〔V〕のように使用電圧が300〔V〕以下の機器の金属製の外箱や鉄台、配線を収める金属管には、感電を防ぐためにD種接地工事を施します。ただし、条件に当てはまれば省略できます。
金属管は、乾燥した場所に施設する長さ4〔m〕以下のものは省略できます。対地電圧が150〔V〕以下の配線では、長さ8〔m〕以下の乾燥した場所の金属管も省略できます。単相3線式100/200〔V〕の対地電圧は100〔V〕です。機器も、乾燥した木製の床のような絶縁性の物の上で取り扱うなら省略できます。
一方、コンクリートの床は、乾燥していても絶縁性の床とは扱われません。また、漏電遮断器で省略できるのは、定格感度電流15〔mA〕以下・動作時間0.1〔秒〕以下の電流動作型で、水気のある場所以外に施設する場合です。30〔mA〕の漏電遮断器では当たらないため、ルームエアコンの外箱は省略できません。
ほかの選択肢の解説
- イ乾燥した場所に施設する三相200〔V〕動力配線を収めた長さ4〔m〕の金属管。:乾燥した場所に施設する長さ4〔m〕以下の金属管は、D種接地工事を省略できます。三相200〔V〕の動力配線でもこの条件に当たるので、省略できないものには当てはまりません。
- ハ乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200〔V〕誘導電動機の鉄台。:乾燥した木製の床のように絶縁性のものの上で取り扱うように施設する機器は、鉄台の接地を省略できる扱いです。この誘導電動機は条件に合うので、省略できないものではありません。
- ニ乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V配線を収めた長さ8〔m〕の金属管。:この回路は対地電圧が100〔V〕と低く、乾燥した場所で長さが8〔m〕以下の金属管なので、接地を省略できる条件に収まります。省略できないものとは言えません。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問20(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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